菅義偉と翁長雄志の「貧乏くじ担当」会談劇に同情な件について(2015/4/5)
片や、昨年の沖縄知事選の結果に報復して、知事と県内中間・保守派をはじめとする県政関係者を冷遇した挙句、事態の硬直化を招いた安倍総理とそのブレイン連中の尻拭いをさせられている官房長官。
片や、もともと自民の身内な隠れ保守派で、程よい段階での中央との手打ちを考えていたところ、日本政府からは冷たくあしらわれるわ、下交渉に入る直前に鳩山由紀夫の奇襲を受けるわ、辺野古移設に関する岩礁破砕許可の取り消しなんて愚策を丸のみさせられるわと、外堀を埋めまくられて、選択肢を削られまくっている沖縄県知事。
そんな、政府と沖縄県両担当者が粛々と続けてきたエビデンス作り。そんな下ごしらえがようやく終わって、今日のこの発表。まずは、官房長官も県知事も「お疲れさま」。
ところで、辺野古周辺で騒いでいた市民団体()の皆さんは、こういう諺をご存知かしら。
「計算された危険を冒せ、それは無謀とはまるで違う事だ」
政府と沖縄県がこの半年間やっていたのは、「計算された危険」の行使劇に他ならない。「辺野古の工事中止」なんて間抜けな結論に至らないための、調律された茶番劇にすぎない。まさかと思うけど、「自分たちが現地で騒いでいれば、工事を止められる!」と信じていたお花畑さんが、1人以上現地にいたなんてことはないですよね?皆さん、お仕事でやっていただけですよね?
沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、防衛省は29日にも埋め立て本体工事の一環として仮設道路や資材置き場などの陸上での作業に着手する。
中断していた海底ボーリング調査も再開し、年明け以降に護岸工事などに着手するとみられる。県は対抗措置として、近く総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」に審査を申し出る構えだ。
沖縄防衛局は28日、県の埋め立て承認取り消しを一時執行停止とした国土交通省の決定書が届き、執行停止が発効したことを受けて、担当者が工事着手に必要な届け出書を県に提出した。
届け出書によると、工事対象面積は約160ヘクタール。工期は29日から5年後の2020年10月31日まで。県側は国との協議の続行を求めているが、菅官房長官は28日の記者会見で「県が承認を取り消した時点で、協議はなくなった」と応じない姿勢を示した。
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