殺した相手の身元を隠すために遺体をバラバラにするとして、一番念入りに処理する対象は、歯と指と手術跡と相場が決まってる。なのに今回は、遺体の腕が一対それも指付きで見つかった。犯人は身元を隠すためにバラバラにしたんじゃなさそう。
むしろ、衝撃的な発見と報道経由で身元が特定されることを望んでの「演出」なのかも。そして、腕の持ち主が判明したら、誰への警告や脅迫なのかは自ずと分かる。そんな仕組みだったりしてね。
24日午後3時10分頃、兵庫県西宮市津門住江町の津門川(深さ20~30センチ、幅約12メートル)に、人の腕のようなものが沈んでいるのを、通りかかった女性が見つけ、県警西宮署に通報。
駆けつけた署員が川の中から、成人のものとみられる2本の腕を発見した。同署は死体遺棄容疑で捜査を開始し、身元の特定を進めている。
県警によると、2本の腕はひじ付近から指先までで、左右一対の形状から成人1人の両腕とみられる。切断されてからどの程度経過しているのかは不明。
腕は川にかかる橋の下付近で見つかったが、重りはついておらず、上流から流れてきた可能性もあるという。
現場は阪神今津駅の南西約400メートルで、川沿いに民家やマンションが並ぶ住宅街。国道からも近く、人通りは少なくない。現場そばのマンション住民男性(36)は「いったいどこから流れてきたのか。川沿いの道は小学1年の長男の通学路で、妻も次男の保育園への送り迎えで毎日通る。何があるか分からないので、しばらくは子供を近くの公園で遊ばせるのはやめる」と不安そうに話した。
(3月24日 読売新聞)
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