そして、再び火に油は注がれ、マイノリティの怒りと不満は吹き上がる。
その結果、また血が流れても、煽ったのは「表現の自由」側だとしても、罪は全て血を直接流させた当事者にありとでも言うのだろうか。言いたいんだろうか。
やりたいんだろ。復讐を。勝ち取りたいんだろ。正義の勝利を。認めさせたいんだろ。自分たちの正しさを。新しい血を流すことになったとしても。
なんだかな。
【パリ=柳沢亨之】フランスの政治週刊紙「シャルリー・エブド」本社銃撃事件後、初めての発行となる最新号の内容の一部が12日、仏メディアに公開された。
イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を描いており、仏内外で同教徒の反発を招く可能性が高い。14日発売の予定で、AFP通信などによると、発行部数は約300万部の見通し。フランス語以外でも発行されるという。
最新号の表紙には、ムハンマドとされる男性が、泣きながら「ジュ・スイ・シャルリー(私はシャルリー)」との標語を掲げる風刺画が描かれている。この標語は、仏国民が事件後、「表現の自由」を訴えるスローガンとして使った。
表紙には、ムハンマドのターバンの色とされ、イスラム教徒が神聖視する緑色を使った。また、「すべては許される」との見出しも付け、ムハンマドの風刺も「表現の自由」の枠内との見解を訴えたとみられる。
同紙の弁護士は12日、地元メディアに対し、「我々は譲歩しない」と述べ、今回の事件に屈せず、世相を風刺する編集方針を貫く考えを示した。イスラム教ではムハンマドら預言者を画像にすること自体が厳禁されている。
(1月13日 読売新聞)
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