眼前で繰り広げられてきた幾多の痴漢現場の興奮に、いつしか自分自身が毒されていたのか。はたまた、検挙してきた痴漢の怨念が、巡査長の腕と頭に憑りついていた、暴走させたのか。それとも、
被害者の女子大生さんが、男の理性を瞬殺するほどの魔性だったとか。
いずれにしても、長崎巡査長の警官人生終了というオチには、変わりはないんだけどね。げに恐ろしきは、一般人の心に潜む小さな闇。合掌。
神奈川県警察本部の鉄道警察隊に所属し、痴漢の取締りなどを担当していた30歳の巡査長の男が、28日夜、平塚市の駅前の駐輪場で19歳の女性の体を触ったとして逮捕されました。
逮捕されたのは、神奈川県警察本部の鉄道警察隊の巡査長、長崎裕憲容疑者(30)です。
警察の調べによりますと、長崎巡査長は28日午後10時半すぎ、JR平塚駅前の駐輪場で19歳の女子大学生に後ろから近づき体を触ったとして、県の条例違反の疑いが持たれています。
被害者が悲鳴を上げたため、巡査長は現場からおよそ50メートル走って逃げましたが、近くにいた男性に取り押さえられたということです。
調べに対して「被害者に悪いことをした」と供述し、容疑を認めているということです。
巡査長は、鉄道警察隊で電車内での痴漢の取締りなどを担当していましたが、当時は勤務を終え、同僚と酒を飲んで帰宅する途中だったということです。
神奈川県警察本部の小清水芳則監察官室長は「警察官にあるまじき行為で、被害者や県民の皆様に深くおわびします。事実関係を調査し、厳正に対処します」としています。
(10月29日 NHK)
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