体制派、反体制派、体制派、…タクシン派、反タクシン派、タクシン派、そして、今回は反タクシン派。
こっちは「タチネコ自在の術」。いやいやいや…
それにしても、タイの「軍のクーデターと王様バンザイをワンパッケージにした政変劇」は、ほとんど様式美の域に達してるな。
【バンコク時事】クーデターで実権を掌握したタイの「国家平和秩序維持評議会」（議長・プラユット陸軍司令官）から出頭を命じられていたインラック前首相が２３日、首都バンコクの陸軍施設に出頭した。関係筋によると、インラック氏は当局に身柄を拘束された。
タクシン元首相の妹であるインラック氏は、姉のヤオワパー前下院議員、義兄のソムチャイ元首相と一緒に出頭した。インラック氏らタクシン一族をめぐっては、国外に逃亡したとの臆測も出ていた。
評議会は、これまでに出頭を命じたインラック氏らタクシン派の政治家や軍人を含む計１５５人について、出国を禁止するとともに、出頭命令に応じない場合は「逮捕し訴追する」と警告していた。
一方、評議会は２３日午後、バンコクの陸軍施設に各国の外交官らを招き会合を開催。出席者によると、プラユット議長は１００人以上の身柄を拘束したとし、「対立している当事者に国の将来を考えてもらうためだ。最善の待遇をしている」と説明。逮捕状のない拘束者については、７日以内に拘束を解く方針を示した。
議長はまた、第三者を暫定首相に選出し暫定政権を発足させる考えは「ない」と表明。評議会が当面、軍事政権として統治を続ける方針を明らかにした。
（5月23日 時事通信）
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