「強気」と「高慢」は似て異なる ~ 水道橋博士は橋下徹の「何」に怒りを爆発させたのか。

強気の人間は、相手との力量差や社会的地位の格差などは気にせず、持論を展開し、行動する。一方、高慢な人間は、財産・社会的地位・精神的優位性etcを足がかりに、相手を自分より下位に見下し、毒舌を投げつけ、嘲笑する。

今日、「たかじんNOマネー」に出演し、冒頭で問題の発言を出演者たちにぶつけた橋下徹は、「強気」と「高慢」どちらであったか。その場にいない人間を持ち上げ、その場にいない人間に支持された(と看做した)自分を持ち上げ、その場にいる人間を貶めることから入った橋下の性根は、「強気」でもなければ「誠実」でもない。極めて「卑怯」で、「高慢」で「驕慢」だ。

水道橋博士が怒りを覚えたのは、橋下の「態度」でもなければ、「発言」でもない。自分たちを見下すことで自分の優位を保とうとしている橋下の「性根」であり、かつて同じような仕事をしてきた自分たちを見下しているという「事実」だ。

そして、今は更に1つ怒りの要素が増えているだろう。大谷昭宏が「小金発言を訂正する気はないか?」と聞いたのに対して、橋下は「ないです。ぼくに対しても批判はあるわけですから」と答えた。

この発言が本心なら、橋下は極めて人の心に「鈍感」だ。ついでに「論理のすり替えの稚拙な使い手」だ。カエルの面に小便。橋下の顔に激憤。共に意味は無い。ただ性根が醜いだけでなく、この程度の鈍感人間を相手にキレてしまった自分自身に、水道橋博士は怒りを覚えていることだろう。

まあ、彼自身のコメンテーターとしての力量不足にも、反省と言うか、自己批判はして欲しい一面はあるけどね。

ともあれ、「コメンテーターが小金稼ぎの仕事か否か」を論じるのは、今回の事態の原因を考える上で本質的ではない。「橋下は、何故コメンテーターを小金稼ぎと蔑んだのか」、その真意を読み解くことこそが本質的であり、それを世の有権者に公知ならしめることこそが有意義であると、私は考える。

水道橋博士、生放送中に番組降板…橋下市長の発言にブチ切れ

日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が15日、テレビ大阪のトーク番組「たかじんNOマネー」に出演した。

同番組で1日の放送時、橋下氏の発言について視聴者電話投票を実施した際「問題なし・7713票」「問題あり・2011票」との結果が出たことについて橋下氏は「やはり有権者の方は冷静だなと。小金稼ぎのコメンテーターとは違う」と居並ぶコメンテーター陣に勝ち誇ったように述べた。

これに対し、コメンテーターとして出演しているお笑いコンビ、浅草キッドの水道橋博士(50)は番組後半で「橋下さん、冒頭で小金稼ぎのコメンテーターと言われたんで、ぼく今日で番組降ろさせていただきます」とぶぜんとした表情で席から立ち上がり、「(小金稼ぎとは)違います。それでは3年間、ありがとうございました」と右手を挙げてスタジオから退場した。

橋下氏に対し、コメンテーターでジャーナリストの大谷昭宏氏が「小金発言を訂正される気はないですか?」と聞くと橋下氏は「ないです。ぼくに対しても批判はあるわけですから」と返答した。

水道橋博士は、この日の生放送後は22日放送分の収録を予定していたが、参加せずにそのままテレビ大阪を去った。報道陣から「本当に降りるのか」と問いかけられると「はい」と厳しい表情で返し、車に乗り込んだ。

(6月14日 デイリースポーツ)

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