日本政府、iPS細胞を使った難病用新薬の開発プロジェクト開始 ~ その数50以上。これで、TPP参加後も日本は10年は戦える…っ!。

願望&妄想半分ですけどね(笑)。とかく、ジェネリック薬の値上がりだの、手術コストの高騰だのと、TPPに対してネガティブ感情一辺倒な日本の医療・製薬業界ですが、この手のプロジェクトで知財・特許関係をバンバン溜め込めば、中長期的には日本が攻勢に出ることができる日が来るかも知れない。

TPPの本当の肝は、農業でも自動車でもなければ、長期的には金融でも無い。知財だ。今回のこのプロジェクトが、製造業系特許に続く日本の新たな武器に、中国への反撃の嚆矢になってくれることを、願ってやみません。

50難病、iPS使い新薬…国主導・産学連携で

政府は、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使い、患者数が少ない難病の新薬開発を加速させるプロジェクトに乗り出した。

パーキンソン病など50以上の難病が対象で、2016年度までに治療薬の候補物質を探す共同研究体制を整える。基礎研究から薬の実用化までをにらみ、企業を加えた国主導のiPS細胞プロジェクトは初で、産学の連携で日本発の難病治療薬を送り出す構想だ。

難病は患者が少ないため研究が難しく、原因の究明や薬の開発が、世界的に進んでいない。このためマウスなどの実験動物で難病を再現する研究が行われているが、患者に使える薬を見つけるには限界があった。

iPS細胞の技術を使うと、難病患者の皮膚や血液の細胞から、神経や筋肉などの患者自身の病気の細胞を作り、生きたままの状態で増やすことができる。難病の研究に使えば、原因を調べたり、薬の効き目を確かめたりする研究が、飛躍的に進むと期待される。

(5月3日 読売新聞)

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