東国原知事「申し訳ない」=持永氏、無念さにじます-宮崎副知事人事

羹に懲りて膾を吹く。東国原知事に県政の権限を預けながら、同時に教条主義的なスタンスに拘泥して彼の手足、政治的選択肢を縛る。今回の人事案に拒絶反応を示した一部宮崎県民は、ぺろぐりを盲信していた一部長野県民並みに政治的センスが欠落した方々ですな。自分達の反対が、東国原知事が議会や県内保守派を抑える絶好のタイミングを失わせ、今後の県政の運営力全般を著しく減殺させたということに、彼らは気付いているんでしょうか。

 と、「そこ」まで考えて、東国原知事陣営が「今後の県政からの保守派外しを正当化する自作自演」かましたのであれば大した物ですが…。流石にそこまではやらないかー(^^;。

 話が違う。残念だし、寂しい-。宮崎県の東国原英夫知事がいったん副知事就任を要請し、最終的に起用を断念した元経済産業省課長の持永哲志氏(46)が9日、同県都城市内で記者会見し、無念さをにじませながらこれまでのいきさつを明かした。

持永氏は東国原氏が知事に就任した当日の1月23日、宮崎市内で知事と面会し、「経済活性化について全力でやってもらいたい」と副知事就任の要請を受けた。同氏は29日、電話で「お引き受けしましょう」と受諾した。

その後、2人は電話で連絡を取り合い、副知事のマニフェスト(政策綱領)作成に当たった。

ところが、知事は2月8日夜、持永氏に断りの電話を入れた。先の知事選で対立候補だった持永氏の起用に、拒絶反応にも似た県民の反対の声があることを理由に挙げ、「申し訳ない」と告げたという。

(2月9日 時事通信)

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