NTSBの調査経過の報告が客観的事実に基づかない恣意的な内容であれば、今、その発言に抗議しても意味が無い。最初から韓国を貶める気なんだから。正式な中間報告や最終報告の内容を検討して、客観的なロジックを以って肯定なり否定なりを行うのが筋だろう。
仮にNTSBの調査経過の報告が客観的事実に基づくものであれば、仮に印象操作の側面があったとしても、現時点で判明している事実の公表であり、総体的に見て何ら非難される類の行為ではない。むしろ、その事実を端から認めないかのような論調で、NTSBの発表に抗議することこそが、恥の上塗りだ。
単純に交渉戦略的な視点から言っても、事故を起こした側である韓国の企業に責任があるような論調が「公正じゃない」と、事故を起こされた側の米国に表立って難癖付けたら、相手がどういう態度を取るようになるか想像できんのかね?。韓国の事故調査委員会は。
仮に、本当に操縦士にミスが無くて、ボーイング側に問題があったとしても、そちらの論調に持っていってやろうという気になると思うか?。相手の発言の「揚がってもいない揚げ足」を、遮二無二、取りに行く姿勢が、韓国以外の世論の支持を得られると思うか?。
いずれにせよ、まずはNTSBの発言内容の詳細確認だろ。事故に関する中立的なスタンスを強調しながらの。その次に、確認内容の総検証に基づく結論を以って、事故に関する責任が米国側にあるか韓国側にあるかの見解表明だろ。そして最後に、事故についての抗議なり謝罪なりじゃないのかい?。常識的に考えて。
そんな当たり前の手続きを踏めない国・韓国。つくづく付き合うのに疲れる国だ。米国の事故調査担当の皆さん、お疲れ様。
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「出さなくてもいい情報を公表して自ら炎上する馬鹿」で思い出した。ローソン高知鴨部店の「アイス冷凍庫小僧」事件、アレ、結局どうなったの?
米運輸委に抗議書簡=アシアナ機事故「調査客観的に」―韓国
【ソウル時事】米サンフランシスコ国際空港で起きた韓国アシアナ航空機の着陸失敗事故で、韓国国土交通省は14日、韓国の事故調査委員会が、米運輸安全委員会(NTSB)に抗議の書簡を送ったことを明らかにした。聯合ニュースが報じた。
書簡は「事故調査は国際基準に基づき、客観的かつ公正に行わねばならない」と強調。また「事故調査に関する情報を定期的に提供してほしい」と求めている。
韓国内では、NTSBのハースマン委員長が連日、操縦士の供述内容などを公表し、操縦士に責任があることを示唆する発言を繰り返しているとして、不満の声が上がっていた。
(7月14日 時事通信)
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