韓国の国際司法裁への提訴拒否は想定内な件について

 これまでも拒否し続けて、日本国政府からの抗議も無視し続けてきたんだから。だが、今回は現職大統領の竹島上陸という直近&最大級のアクションに対する、正当なリアクションとしての提訴だ。韓国お得意の「アーアーキコエナーイ」も、流石に今回は通らんよ。

 当然のことながら、自民・民主を問わずこれまでの歴代政権の「事無かれ」のために韓国に実効支配されている竹島が、国際司法裁判所での裁判一つで日本に帰ってくるわけが無い。しかし、今回「韓国のTOPによる行動」への抗議を、韓国が国を挙げて無視しているという事実を世界中に喧伝するには、リベンジの初手としての国際司法裁への提訴は妥当だ。

 日本はこの機会を無駄にしてはいけない。無駄にすれば、それこそ竹島は北方領土の二の舞だ。向こうが逃げられなくなるまで、「リアクション」を返し続けろ。幸いと言うべきか、対ロシアと違って、日本には通貨スワップと韓国国債という2つの切り札がある。この2本を柱とした経済制裁で韓国を干上がらせるくらいの覚悟で、今回はコトに当たり続けるべきだ。

 降参するつもりのない城を陥とすには、城に向かって効果の分からん遠矢を放ち続けるよりも、地道に外堀を埋める方が早道。せっかく向こうの政権が目先の人気取り目的で暴走して、外堀を埋める口実をくれたんだ。使わない手は無いって。

<竹島>国際司法裁判所への提訴 韓国「一考の価値もない」 

 【ソウル澤田克己】韓国外交通商省当局者は11日、島根県の竹島(韓国名・独島=ドクト)の領有権問題を巡って日本が検討している国際司法裁判所への提訴について「一考の価値もない」と述べ、裁判開始に必要となる提訴への同意を拒否する考えを鮮明にした。韓国はこれまでも、国際司法裁への提訴を拒否してきた。竹島を実効支配し、「領土問題は存在しない」とする韓国にとってはマイナスでしかないからだ。

 ただ、日本が国際司法裁に提訴しようとすることに対しては一定の警戒感を持っているようだ。韓国は昨年、元従軍慰安婦の賠償請求権問題を巡って日韓請求権協定(1965年締結)に基づく仲裁委員会を設置するよう日本に求めた。韓国ではこの時、「(竹島問題の)国際司法裁提訴を見返りに要求されるのではないか」と懸念する声が出たのだ。

 李明博(イ・ミョンバク)大統領は今回の竹島上陸に外交安保担当の閣僚や秘書官を同行させなかった。日本政府当局者は「どの閣僚が同行したかなど問題ではない」と話すが、韓国メディアによると、これも「(国内問題だと主張することで)日本側に不必要な口実を与えないため」なのだという。

 韓国内でも、こうした姿勢を「理解しがたい」という声はある。延世大の文正仁(ムン・ジョンイン)教授は「独島が韓国の領土であることを全世界に知らせるというが、韓国が実効支配していることは既に知られている。むしろ、国際問題にしたい日本に格好の口実を与えることになった」と話し、大統領の真意をいぶかった。

(8月11日 毎日新聞)

 あと、外向けには「リアクション」を返し続けるでいいけど、国内世論も意識的に「外堀埋め容認」に誘導すべきだよなあ。尖閣問題で少しは高まってきた、侵略への危機感だけど、諸外国に比べれば日本国民ってアマアマもいいところだもん。先日の韓国側による日韓基本条約の一方的破棄事件に対してもそうだけど、温厚な大和民族も、そろそろ「与えられたものを享受する」だけじゃなく「奪われそうなものを守る」意識に目覚めないと、半世紀後には国土も経済も民族も無くなってるぞ。

 ここで「【Fate/Zero】セイバー陣営で鍋をしたらこうなった【手描き】」を紹介。


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当事者が必要なものを奪い合う。その点について、家庭の食卓と国家間の戦場に大きな差は無い。

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