第三極の「大同団結」で政策骨抜き ~ まさに「そりゃそーなるだろーねー」

 「手段のためなら目的は選ばない」への典型的推移。誰のための大同団結なのか。石原閣下以下、関係者にはもう一度考え直して欲しい。

遅きに失した「第三極」としての石原新党立ち上げな件について(弊ブログ 2012/11/12)

 「たちあがれ日本」と「日本維新の会」の呉越同舟な船出を強行しようとしているのが、まず致命的。加えて、民主党その他からの脱落組を組み入れようってのが大間違い。世論からのシンパシィは決定的に得られない。そしてトドメが、政権公約の取りまとめ。どうすんの?。今のままじゃ絶対まとまんないか、玉虫色の詐欺フェストのどっちかだ。世間は「自民にも民主にもなれない両生類政党」と見做して終わりだよ。それでいいの?。

<日本維新の会>「大同団結」政策骨抜き…太陽の党と合流(毎日新聞 2012/11/18)

(前略)

主要政策での差異は容易には埋めがたい。17日に石原、橋下両氏が合意した基本政策は合流を優先し、国民の関心が高い政策で骨抜きやあいまいさが目立つ。

 橋下氏は大阪市長として「2030年までの原発ゼロ」を表明、みんなの党との政策合意にも脱原発が盛り込まれた。ところが、基本政策には安全基準など「ルールの構築」とあるのみだ。

 橋下氏は「年代を明記していないが、新エネルギー体制のルール作りをすることになった」と引き続き脱原発を掲げる考えを強調したが、石原氏は「何年か前、電気料金が上がった時は日本のアルミ産業が全滅した」と語るなど、ちぐはぐさは隠しようもない。脱原発は民主党が争点化をもくろんでおり、今後の選挙戦で維新のアキレスけんとなる可能性も出てきた。

 維新八策に盛り込んだ企業・団体献金の廃止も、経過措置として一定額以下は認めるなど「玉虫色」の決着となった。

 一方で、道州制や消費税の地方税化など、橋下氏の持論の「統治機構改革」に関わるテーマは維持された。太陽幹部が「将来の大まかな方向性として示すのは構わない」と語るなど、「大同団結」のため黙認した形だ。

 両者が食い違いを棚上げにしてまで合流を急いだのはやはり衆院選対策だ。

(後略)

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