著作権でガチガチに知的資産ガードを固めている現在ならいざ知らず、19世紀の文壇はなあ…パクリと言わないまでも他の作品や古典、戯曲を下敷きにした作品なんて、古今東西枚挙に暇ないからなあ。日本も含めて。「ハイジ」だけを被告席に座らせるのは、公平じゃないでしょう。
「アルプスの少女ハイジ」原作に盗作?疑惑
【ジュネーブ=平本秀樹】スイス人女性作家ヨハンナ・シュピリが1880年に書いた小説「ハイジ」が、その50年前にドイツ人作家が書いた別の作品によく似ていると若手文学研究者が指摘、スイスメディアは、「ハイジの“父親”はドイツ人だった」などと大きく報じている。
この小説はアニメ「アルプスの少女ハイジ」の原作で、騒ぎのきっかけは、ドイツで活動する文学研究者ペーター・ビュトナー氏(30)が、ドイツ人詩人・作家のヘルマン・アダム・フォン・カンプが1830年に発表した「アルプスの少女アデレード」と題する作品を偶然見つけたこと。
この作品の主人公の名前アデレードは、ハイジの本名(アーデルハイド)とそっくりなうえ、作品の筋書きや描写もシュピリの原作小説と酷似しており、シュピリが、この作品を下敷きにした可能性が高いという。
スイスのフランス語紙「バン・ミニュット」は、「ハイジは盗作。神話は崩壊した」と報じるなど、スイス国内で波紋が広がっている。
(4月13日 読売新聞)
とりあえず、この件について今以上に大騒ぎする必要はナッシング。もし、ディズニーあたりが「盗作ヨクナイ!」とか偉そうなことを言い出したら、日本のアニメファンは「お前が言うな」「お前だけは言うな」と騒いでいいと思うけど。
ここで「ふしぎの海のナディア ブルーウォーター Full」を紹介。
他意はないです。多分。ちなみに本作のOPは、「ヤマト」ver.より「やまと」ver,の方が好みです。
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