【右手と左手が喧嘩中のEU】欧州議会が欧州委員会を提訴 ~ 悪いのは「法の支配に問題あり」ポーランドetc【深刻な滑稽さ】

 ポーランドは、裁判官の任免で司法の独立性が損なわれていると批判されている。

同じ理由でハンガリーも怒られている最中。個人的にはチェコその他の中東欧の数カ国もその候補に入っている。そいつらのせいで、同じ組織内で右手と左手がしょうもない喧嘩をやっているEU。立場上やらざるを得ない欧州連合。


「身内に腐ったリンゴが入っていると大変ね」

それも複数更に増加中とは、同情するわ。半分は自業自得だけど。

欧州議会が欧州委を提訴 ルール守らぬポーランドめぐり、異例の対応

 欧州連合(EU)の欧州議会は29日、「法の支配」に問題があるとされるポーランドへの資金供与を止めるよう求め、EUの行政を担う欧州委員会を提訴したと発表した。ポーランド政府に対して適切な措置をとっていないと判断し、EU機関の「身内」ともいえる欧州委に法的手段で圧力をかける異例の展開だ。

 ポーランドは、裁判官の任免で司法の独立性が損なわれていると批判されている。モラビエツキ首相は「EU法に必ずしも従う必要はない」とも主張している。EUのルールを加盟国に守らせる役割がある欧州委のフォンデアライエン委員長は「共通の価値が危機にさらされている。対応をとる」としていたが、欧州議会はEU司法裁判所への提訴に踏み切った。サッソーリ議長は声明で「言葉を実行に移さねばならない」と迫った。

 具体的には、コロナ禍からの経済立て直しをはかるEUの「復興基金」の配分差し止めが念頭にある。ポーランドは360億ユーロ(約4兆7千億円)を要求しており、欧州議会は、これらの資金の供与を止める制裁措置の発動を求めた。EUは基金創設にあわせて「法の支配」の確立を供与の前提とするルールを設けていた。(ブリュッセル=青田秀樹)

(2021/10/30 朝日新聞)

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