アルジェリア軍、天然ガス関連施設に立てこもるイスラム武装勢力に攻撃開始 ~ 爆弾や銃弾は兵士も人質も平等に殺す。それが戦争だ。

 アルジェリア軍の行動を、人質の命を軽視した暴挙と言う無かれ。人質の命よりも優先する目的とそれを可能にする手段があれば、「戦争は兵士に人質を簡単に殺させる」。この真理は変えられない。日本のお花畑たちが9条教のお題目を一万遍唱えようと変えられない。

 我々にできることは一つだけ。その真理から遠ざかる術、その真理を振りかざそうとする敵を自分たちに近づけない術を持つことだけだ。汝の隣人を愛したければ、まず備えろ。我々は、平和ではなく安全を必要とする世界に生きているのだから。

アルジェリア軍、救出作戦開始=「人質34人死亡」の報道―2邦人ら脱出情報も

 【カイロ時事】アルジェリア南東部イナメナスの天然ガス関連施設で起きた武装集団による外国人拘束事件で、アルジェリア軍は17日、人質解放のため、施設に対する攻撃作戦を開始した。ロイター通信は治安筋の話として、日本人2人を含む外国人人質25人が施設から脱出したと報道。隣国モーリタニアのANI通信によると、武装集団スポークスマンは、アルジェリア軍の空爆で人質34人と武装集団15人が死亡したと述べたが、確認されていない。

 菅義偉官房長官は記者会見で、現地の英大使から日本の次席公使に対し、人質解放のためアルジェリア軍が攻撃を開始したとの情報連絡があったことを明らかにした。ANI通信は軍の攻撃開始後、犯人側が依然拘束している人質は7人で、うち1人は日本人だとしている。

 事件発生から一夜明けた17日、施設に立てこもるイスラム武装集団とアルジェリア軍のにらみ合いが続いたが、アルジェリア軍が軍事行動に踏み切ったことで事態は急展開した。消息筋は時事通信に対し、人質となった西側諸国の政府が救出作戦展開のため、部隊を派遣したことを明らかにした。

 中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、発砲により日本人を含む人質2人が負傷したと報道。プラント建設大手「日揮」の駐在員、木山聡さんとみられる男性がアルジャジーラの取材に応じ、ひどいけがではないと話したという。また、ANI通信は犯行グループ筋の情報として、アルジェリア軍の空爆で、日本人2人が負傷したと伝えた。人質の外国人は40人前後とみられる。 

(1月17日 時事通信)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です