【イタリア便り】世界一の自殺国は…

簡単に考えると国民性の違いかなと思うけど、言霊的な要素も強いのかもしれませんね>伊「殺人とその後の自殺」、日「情死」。

 どうでもいいけど、イタリア語で「援助交際」や「失楽園的交際」ってどう表現されているんだろう?。普通に「素人の売春」と「破滅的不倫」?。

 昔から「心中」(イタリア語に訳すとズバリ「殺人とその後の自殺」と味気ない)とか、「情死」などと自殺をとかく美化する伝統があるわが国では、毎年3万5000人前後もの自殺者を生んでいるので、恐らくは世界一の自殺国と信じておられる方も多かろう。だが、どうしてどうして世界には遥かに自殺が多い国もあるのである。

昨秋にEUが発表した「自殺調査」によると、EU全体の自殺者は年間5万8000人。ただ、国によって人口10万人当たりの比率が大いに異なる。ロシアや北欧で自殺者が多いことは昔から有名だが、今回の調査でもEU域内で最も多いのはリトアニアの10万人当たり44人、つまり、わが国の27人の1・6倍に当たる。同じ北欧でもフィンランドは24・5人と高率ながら、デンマークとスウェーデンは13人前後と、ずっと少ない。中欧のフランスは17人、ドイツは11・7人で、南下するに従って少なくなり、スペインは英国と同じ6・8人、イタリアはさらに低く6人である。

イタリアが“自殺小国”である理由としては、自殺を罪悪とするカトリック教の影響のほかに、家族や友人などの小グループにまとまる国民的性向ゆえに、悩みを打ち明け易い環境にあることも原因に挙げられよう。(坂本鉄男)

(Sankei web 2007/3/25)

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