「人間一度上手くいっちゃうと、なかなか現実路線に軌道修正することは難しいという好例」エルピーダメモリ。日本製DRAMの命運なんて10年前に終わっていたのに、「夢よもう一度」なんて淡い期待に国費をぶっ込みまくった関係者は、戦艦大和を建造したご先祖様達を笑えんぞと。
さて、そんな「歴史は繰り返すの象徴な鬼っ子」の引き取り先が決まった訳ですが、力勝負だけが身上の中国・韓国メーカーに持ってかれなかっただけでも良しとすべきか、はたまた、かつて半導体競争で一敗地に塗れさせた米国のメーカーに救済されるという皮肉に自嘲すべきか、難しいところだ。どのみち、美味しいところを全部持ってかれて、絞りカスだけリストラされるのは変わんないんだけどね。せめて、今後辞めていくであろう技術者たちの受け入れ先として、日本メーカーが名乗りを上げてくれるといいんだけど。
米マイクロン、2200億円支援=エルピーダ主力2工場は継続保有―7日優先交渉権
会社更生手続き中の半導体大手エルピーダメモリの管財人は5日、支援企業として米半導体大手マイクロン・テクノロジーを内定した。同日判明したマイクロンの支援案によると、エルピーダは出資など総額2200億円の支援を受け、主力の広島工場(広島県東広島市)と秋田工場(秋田市)を引き続き保有する。マイクロンに対し7日に優先交渉権を与え、月内にも正式に契約する。
管財人はマイクロンの提案を基に、8月までに東京地裁へ提出する更生計画案をまとめる方向だ。東芝や韓国のSKハイニックスなども関心を示したエルピーダの再建は、マイクロン主導で進む方向が固まった。
(5月6日 時事通信)
しかし、前も書いたけど、日本の製造業はこの先何を目指せばいいんだろうね。何だか、明確な目標が見当たらないんだよなあ。
ここで「【東方MMD】楽園の素敵な巫女」を紹介。
この作者氏の霊夢MADとは珍しい。それにしてもロム兄さんアリスは相変わらずである(笑)。
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