「巨人軍のブランドについた傷と不信感は永久に不滅です!」

 巨人の選手は悪くない。悪いのは「プロ野球開幕や興行日程自体がどうとかじゃなく、電力需給ひっ迫のご時世に東京ドームで早期開催なんて言っていることがそもそもの反発を呼んでいることを理解できていない」「相変わらずのKY」ナベツネと「交流戦を人質にしてパ・リーグに圧力をかけた」「主筆様の太鼓持ち」滝鼻卓雄オーナー。

 しかし、今回の事で巨人が失ったものは大きいぞ。野球ファン以外にも絶対多数の日本国民を敵に回したからな。娯楽・消費の振興による景気の底支え自体は悪い施策じゃないんだから、もっと上手くやればよかったのにね。

<プロ野球>セ・リーグ公式戦4月12日に決定 パと同じに

 プロ野球セ・リーグは24日、東京都内で臨時理事会を開き、29日に予定していた公式戦の開幕をパ・リーグと同じ4月12日とすることを決めた。節電対策もパと同様とし、4月中は東京電力・東北電力管内でのナイター開催も自粛するほか、試合時間3時間半を超えて新しい延長回に入らない。また巨人の本拠地・東京ドーム(東京都文京区)は、デーゲームでも照明が必要なため、4月中は試合を行わない。

 レギュラーシーズンの1チーム当たり144試合は堅持し、クライマックス・シリーズ(CS)も行う。10月29日に開幕予定だった日本シリーズは、日程を遅らせる方向。

 セは3月15日、当初の予定通り「25日開幕」と発表。しかし労組日本プロ野球選手会が開幕延期を要望したほか、日本野球機構(NPB)の監督官庁である文部科学省からも両電力管内でのナイター開催自粛などを要請された。このため19日の臨時理事会で、開幕を29日に延期するとともに、4月3日までのナイター自粛などを打ち出したが、同5日以降は照明量を減らしながらも両電力管内でナイターを行うとしたため、3月22日に再び高木義明文科相から、両電力管内での4月中のナイター自粛などを求められていた。【鈴木篤志】

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 セ・リーグの決定を受け高木義明文部科学相は「評価したい。国民の理解がある中での選手の活躍が被災者の共感を呼ぶと思う」と述べた。【篠原成行】

(3月24日 毎日新聞)

巨人「日程はおかみが決めることじゃない」

 巨人・滝鼻卓雄オーナーが22日、ナイター自粛や開幕時期について配慮するよう求めた文科省などに対し、都内で反論した。「日程は我々が決める。おかみ(政府)が決めることじゃない。それはおかしい」と話した。

 滝鼻オーナーは節電に対する協力は約束。ただ、東京ドームは使用せず、別の球場での代替開催については「まだ、そこまでやっていません。球場をどうするかというところまで決めていない」と検討していないことを明かした。

 開幕日を29日から再延期する可能性についても、首をひねった。「コミッショナーからそんな話はなかった。セ・リーグは開幕するなってわけ?野球やめろってわけ?」と語気を強め、報道陣に問いかけた。

 いら立ちを隠せない滝鼻オーナーは、パ・リーグにもチクリ。「パ・リーグが先行して決められているようですけど、そうはいかない。交流戦の日程だってどうなるか分からない。最後は日本シリーズで締めくくりたいよね。交流戦はいらないと、それならそれで考えもあるだろうし」と話した。

(3月23日 デイリースポーツ)

巨人・渡辺会長25日開幕を厳命!開幕問題一刀両断

 巨人・渡辺恒雄球団会長が16日、3・25のシーズン開幕を厳命した。都内ホテルで行われた燦燦会で「明るい活力を持って、国民の大衆に見せることができるのはプロ野球選手」と、被災地復興のために全力プレーをみせるよう選手に要望した。

 「東日本巨大地震復興支援」として会を始め、壇上に立った渡辺会長。開幕問題に触れ「開幕を延期しろとか、プロ野球をしばらくやめろとか俗説がありましたが、大戦争のあと、3カ月で選手から試合をやりたいと声があり、プロ野球を始めました。フェアプレー、緊張した試合をすれば見ている人は元気が出て、エネルギーが出て生産力が上がる」と力説した。

 燦燦会には約200人の財界人が集まった。大震災に配慮し、選手へのサインや記念撮影の禁止が放送されると、マイクを奪い「だれが言ったんだ!何でも禁止させればいいってもんじゃない。後で懲罰する!」と怒鳴り散らした。

 会長の意見にほかの球団幹部も同調。滝鼻オーナーは「放射能が飛んでくると言っていたが、あれが野球ができない数値なのか。もっと科学的に考えたほうがいい」。清武球団代表も「条件が許せば25日にやりましょうということ」と強調した。

(3月16日 デイリースポーツ)

1 個のコメント

  •  プロ野球開幕日決定の混乱したことは甚だ残念です。各球団のオーナーや代表の方はそれぞれ社会的立場があり、発言がときによっては世論を形成することになりかねない立場にあることをお忘れではないでしょうね。
     今回の東日本大地震の被害が日増しに拡大していることが判明している状況です。被災後20日も経つのに行方不明者が見つからず、家が流されて帰る所もなく、職場も流されて、収入の道も閉ざされてしまった現実。
     一度滝鼻オーナーや読売新聞、読売興行の役職の皆さまは直接被災地に足を踏み入れて被害の状況や被災者の声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。被災地は地獄のあり様です。
     プロスポーツは国民の支持や支援があるから維持されているのではないでしょうか。

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