マドゥロ大統領@ベネズエラの独裁には「芸」がない件について

ここ最近のマドゥロ政権が打ち出した珍政策、例えば「肉を食えない貧乏人は自分でウサギを育てて食え!」金や石油など自国の埋蔵資源を裏付けにした仮想通貨「ペトロ」を導入するぞ!」からもわかる通り、同大統領とその取り巻きの頭の悪さは折り紙付きだ。しかし、この度発表した「来年の大統領選への野党出禁」は、その頭の悪さを通り越して自爆的ですらある。

 政策立案能力の欠如は、食料政策としての実現性や、既存通貨「ボリバル」の下落や自国経済のハイパーインフレ&デフォルト下で国家主導の仮想通貨を作ることの困難さを学習し、次善の代替案を考える脳みそがあれば補完できる。ゆえに、この点において、マドゥロ大統領には野党勢力を「事態の改善を待て」と牽制する余地がある。しかし、「大統領選をまともに行う気がない」宣言は、今のやることなすことグダグダで無能な現政権を、ノーガードで野党に攻撃させる口実にしかならない。

歴史上、有能な独裁者は、他にどんな欠点があったとしても自分の地位を守る芸にだけは長けていた。しかし、マドゥロにはそれがない。今回の野党出禁宣言は「自身が構成した国の最高機関である制憲議会の方針」とあるが、それだけだ。今まさに進められている「ペトロ」構想と同様に実効性の裏付けに乏しく、失敗の可能性が高い。

賭けてもいい。「芸無し独裁者」マドゥロ大統領の現政権は遠からず崩壊する。今日、彼が自らその執行書に署名した。

ベネズエラ、来年の大統領選で主要野党を参加禁止に マドゥロ氏

【AFP=時事】ベネズエラのニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領は、10日に行われた地方選挙をボイコットしたことを理由に、来年の大統領選挙への主要野党の参加を禁止すると明らかにした。自らの権力をより強固にする狙いがあるとみられる。

マドゥロ氏は地方選の投票後、野党指導者のエンリケ・カプリレス(Henrique Capriles)氏やレオポルド・ロペス(Leopoldo Lopez)氏などが所属する党も参加禁止の対象であると言明。自身が構成した国の最高機関である制憲議会の方針だという。【翻訳編集】 AFPBB News

(12月11日 AFP-BB)

ここで「カ リ ス マ」を紹介。


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まさにチームキャバ嬢。

 

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