【保守分裂】茨城県知事選は自公の推す大井川和彦が、現職の橋本昌を破って初当選【ドワンゴ競り勝つ】

 開票率99%で、3候補の得票率は、大井川和彦:橋本昌:鶴田真子美=47.4:40.9:11.7(単位:%)

「追悼!トリプル・補選」 ~ 10/22、青森4区・愛媛3区・新潟5区で与野党対立の補選実施へ(2017/8/20)

 大井川と橋本の投票率差は6.5ポイント。1週間前↑このエントリーを書いた時は、橋本vs大井川の支持率が伯仲する中、日本原子力発電東海第2原発の再稼働に反対する革新勢力が、死票を嫌って鶴田真子美から橋本に票を寄せてくると思ったんだが、いざ蓋を開けてみると、そういう動きがあんまりなくてちょっと意外。

 反原発派の皆さんが予想以上に冷静だったのか、6期で2兆円の累積赤字を積み上げた橋本県政への県民の不満が予想以上だったのかは分からんが、

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「結果オーライ!ではないでしょうか♪」

 問題は10月22日のトリプル補選。青森4区と新潟5区は既に「弔い合戦大勝利」決定済みだが、愛媛3区がなあ。故・白石徹衆院議員の次男で自公推薦候補、弔い合戦の旗印になるはずの白石寛樹の下半身スキャンダルが、新潮砲で炸裂しちゃったのが、ちと痛い。

 対立候補の民進党・白石洋一が、愛媛の国政選挙では微妙に強キャラなのに加えて、今治への獣医学部設立を言い出した張本人であることが補選でどう働くのか分からない中での、「暴れん棒将軍」寛樹候補の醜聞。選挙予想屋としては、こういう情勢での分析の方が楽しいけど、ちょっと気分複雑。

茨城県知事に自公推薦の大井川氏 橋本氏の7選阻む

 茨城県知事選は27日に投開票され、自民、公明が推薦する新顔の大井川和彦氏(53)が、7選をめざした現職の橋本昌氏(71)、新顔の鶴田真子美氏(52)を破り、初当選を決めた。内閣改造後初の知事選で、安倍政権は10月の衆院3補選の前哨戦と位置づけて大井川氏を全面支援した。惨敗した7月の東京都議選で対立した公明党との選挙協力も奏功し、政権運営は一息つく形になる。投票率は43・48%(前回31・74%)。

 大井川氏は、現職では全国最多となる7選をめざした橋本氏について「継続ではこれからの茨城の発展はない」と多選を批判。「少子高齢化、人口減少が進むなか、新しい発想で新しい政策を打たなければならない」と訴え、経済産業省官僚やIT企業役員としての実績を訴え、支持を広げた。立候補表明後、菅義偉官房長官を始め、閣僚や自民党幹部が次々と応援に駆けつけ、県議も全面的に支えた。

 現職の橋本氏は日本原子力発電・東海第二原発の再稼働反対を明確に訴えて選挙戦に臨んだ。原発が立地する自治体の現職知事としては異例の対応だ。無党派層の支持拡大を狙ったが、多選批判の影響は大きく、原子力政策についても急な方針転換への不信感などから支持は広まらなかった。

 原発の「廃炉」を掲げた鶴田氏も届かなかった。

 東海第二原発は来年11月に原則40年の運転期間を終える。再稼働には福島第一原発事故後に厳しくなった新規制基準への適合性審査に合格し、国から運転延長の認可を得る必要がある。

 (8月27日 朝日新聞)

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