小池百合子は、現在の都議会のダメダメっぷりを世間にアピールし、7月の都議選で「自分の手駒」都民ファーストの会の勢力を伸長させる素地を固められて(゚д゚)ウマー。
石原慎太郎は、百条委員会を軽くあしらって義務を果たしただけでなく、彼らが豊洲移転の何が本質的問題かを理解しておらず、その解決法を都議会自身では持ってないことを世間に知らしめて、自分たちのへの追及はこれ以上困難だという現実を世間に知らしめることができて(゚д゚)ウマー。
かくして2名の勝者と、数十人の敗者予定者を生んで、豊洲問題は実質的に終了。
4月末の衆院解散総選挙の時期は、表立った論争は抑えつつ、豊洲問題の技術的改善案を都知事主導で精査するんだろうな。そして、7月の都議会選で都民ファーストの会と公明党以外の勢力を駆逐した後、改めて「小池&都議会与党による改良型豊洲移転プロジェクトの推進」が始まると。パーフェクトだ、政治と寝る女・ユリー。そして、老いてなお意気軒高な言論人・石原閣下も。
東京都の小池百合子知事(64)は20日、豊洲市場の移転問題を検証する都議会の調査特別委員会(百条委員会)で20日、石原慎太郎元都知事(84)の証人喚問が行われたことを受け、都庁内で報道陣の取材に応じた。
小池知事は、石原氏の証人喚問について、映像を断片的にしか見ていないとした上で「責任の所在であるとか、これまでの会議の出席や(土壌汚染対策の)瑕疵(かし)担保責任については、前回の記者会見をなさった時と(比較して、新たな内容が)あまり出ていなかったのではないかと思います」と感想を語った。
石原氏が証人喚問の中で、早期の豊洲移転を実現すべきだと繰り返したことについて聞かれると、豊洲市場の地下水の9回目のモニタリング検査の結果、有害物質のベンゼンが最大で環境基準の100倍も検出されたほか、基準の最大3・6倍のヒ素や、検出されないことが基準のシアンも複数箇所で検出されたことを前提に上げた。その上で「(検査は)もともとは安心を確保するために、万全を期しての措置ということで、石原都政から決まっていたことであります。それを途中で打ち切るということが、安心の確保につながらないのではないか、という考えから、移転を延期したという経緯。私自身は、決められた法的基準にプラスした基準だと言えるかと思いますが、それの確保のために作業を進めてきた。私が新たにハードルを上げたわけではありません。その結果が出て、専門家会議が行われたということ。その結果を踏まえて、新たに出てきた今回の数字の新たな分析、今後の対策を考えていきたい」として、石原氏の主張を退けた。【村上幸将】
慎太郎氏、小池知事への怒りの大演説「文明国家の恥だ」「非常に不可解」
元東京都知事の石原慎太郎氏(84)が20日午後、東京・豊洲市場の移転問題を検証する都議会の調査特別委員会(百条委員会)に証人として出席した。
冒頭、石原氏は2年前に脳梗塞を患い記憶があいまいな部分があると説明したが、強気の慎太郎節は健在。小池百合子知事の移転延期決定に怒りを爆発させた。
石原氏は、自民都議の質問の最後に豊洲問題に関して「小池知事の言葉を借りれば『安心と安全』。これがこんがらがっている。その両方を成り立たせたいのだろうが」と切り出し、大演説を展開した。
土壌汚染の専門家が豊洲の安全性を指摘していると主張し「日本の土壌汚染の専門家の権威も言っているが、人間の英知の結晶である科学が、風評の前に負けるのは文明国家として恥だ。小池さんはすみやかに決断して移転すべきだ」と訴えた。
小池氏の移転延期を決めたことに対し「延期を議会にもはからずに発表したのは、議会軽視の最たるものだと私思いますよ。議会にもメンツがある。知事1人で、膨大な予算がともなうことを。かつてピラミッドの頂点にあった人間としては、非常に不可解だ」とまくしたてた。
慎太郎節は止まらず「これは彼女の不作為の責任が問われる」と断じ、「私は裁可した責任で民事訴訟も起こされているが、荒唐無稽な話で、日本の法治国家で考えられない」との不満も。「議会を無視して膨大な予算の伴う延期を裁定してしまうことは、被害者である築地で生殺しになっている業者を含め、民事訴訟が起こらないのは不思議なくらいですよ、これは」とも述べた。
(3月20日 デイリースポーツ)
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