日本浄化デモの主催者や参加者、それへの反対運動の参加者の肩書や経歴は知る由もない。一方で、大手メディアによれば、それなりに関係者の属性分けがなされているようだ。どういう基準でかは不明だけど。
ヘイトスピーチ対策法が施行されて、この手の報道は増えると思う。各メディアがヘイトスピーチ絡みでどういう区分、あるいはレッテル貼りを人々に対して行うのか、時系列的な変化も含めて確認していきたいね。
- 朝日新聞:デモ参加者「団体」、反対者「市民ら」
川崎のヘイトデモ、出発直後に中止 反対の数百人が囲む(2016/6/5)
川崎市中原区で5日午前に排外主義的な団体が計画していたヘイトスピーチのデモが、出発直後に中止された。この日は十数人が日の丸やプラカードを持って集まったが、ヘイトスピーチに反対する市民らが数百人で取り囲んだ。神奈川県警も中止を説得した。
- NHK:デモ参加者「グループ」、反対者「反対する人たち」
“ヘイトスピーチの可能性” 反対派と言い争いに デモ中止(2016/6/5)
民族差別的な言動を繰り返すヘイトスピーチが行われる可能性が高いとして、川崎市から管理する公園の使用を認められなかった男性らのグループが5日、市内の別の場所でデモを予定していましたが、グループの活動に反対する人たちと激しく言い争う状況になり、デモは中止になりました。
- TBS:デモ参加者「団体」、反対者「市民たち」「川崎市民ら」
対策法施行後初の日曜、ヘイト団体がデモ中止(2016/6/5)
「ヘイトスピーチを許さない」とする対策法が施行され、初の日曜日となった5日。ヘイトスピーチを繰り返してきた団体が集合場所とする川崎市の公園周辺には多くの市民たちが集まり、デモの中止を求めました。
数百人の川崎市民らと団体側がもみ合うなどあたりは一時騒然となり、団体はデモを実施するまえに中止することを決めました。
- 産経新聞・東京新聞:デモ参加者「団体」、反対者「中止を求めて集まった数百人」
ヘイト団体のデモ中止 川崎で予定、神奈川県警に告知(2016/6/5)・産経
ヘイト団体がデモ中止 川崎で予定、もみ合いに(2016/6/5)・東京
ヘイトスピーチ対策法が施行されて最初の日曜日の5日、在日コリアンへの差別的言動を繰り返したとして川崎市川崎区の公園の使用が認められなかった団体が同市中原区でデモを予定していたが、中止となった。団体側が神奈川県警に中止を告げた。
集合場所となっている中原区内の公園周辺ではデモ開始予定時刻の前から中止を求めて集まった数百人が団体側ともみ合いになり、騒然となっていた。
- 時事通信:デモ参加者「計画した男性と参加者」、反対者「デモに反対する多数の人」
ヘイトデモが中止=反対派集まり騒然―川崎(2016/6/5)
川崎市中原区で5日、ヘイトスピーチ(憎悪表現)を繰り返していた男性が計画していたデモが中止された。
開始直前に男性が神奈川県警に中止を申し入れた。
県警によると、集合場所となっていた中原区内の公園周辺では、午前11時半の開始予定時間前からデモに反対する多数の人が集まり、騒然となっていたという。デモの許可申請では参加人数は10~50人、目的は「日本浄化」とされていた。
とりあえずTBSには、どうやってデモ反対派を川崎市民と特定したのか聞きたい。朝日の「市民ら」より踏み込んだ表現をしている以上、何らかの調査はしたんだよな。思い込みや最初に結論ありきではなく。
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