安倍内閣の新しい官房長官に塩崎恭久氏が就任し、26日午後に安倍内閣の閣僚名簿を発表した。麻生太郎外相が再任、財務相には尾身幸次氏が就任。民間からは大田弘子氏が経財担当相に就いた。
<安倍内閣の顔ぶれ>
(敬称略。カッコ内は自民の派閥名など)
▽総務・郵政民営化 菅義偉(丹羽・古賀派)
▽法務 長勢甚遠(森派)
▽外務 麻生太郎(再任、河野派)
▽財務 尾身幸次(森派)
▽文部科学 伊吹文明(伊吹派)
▽厚生労働 柳沢伯夫(丹羽・古賀派)
▽農林水産 松岡利勝(伊吹派)
▽経済産業 甘利明(山崎派)
▽国土交通・観光立国 冬柴鉄三(公明)
▽環境・地球環境問題 若林正俊(森派=参院)
▽官房・拉致問題 塩崎恭久(丹羽・古賀派)
▽国家公安・防災 溝手顕正(丹羽・古賀派=参院)
▽防衛 久間章生(津島派)
▽沖縄・北方・科学技術・イノベーション・少子化・男女共同参画・食品安全 高市早苗(森派)
▽金融・再チャレンジ 山本有二(高村派)
▽経済財政 大田弘子(民間)
▽規制改革・行革・公務員制度・地域活性化・道州制 佐田玄一郎(津島派)
〔NQN 9/26〕
首相補佐官に中山恭子、小池百合子氏ら5氏
塩崎官房長官は26日、安倍内閣の首相補佐官に小池百合子・前環境相、中山恭子・元内閣官房参与ら5氏を起用することを発表した。
小池氏は国家安全保障、中山氏は拉致問題をそれぞれ担当する。また、経済財政担当には根本匠衆院議員、教育再生担当には山谷えり子参院議員、広報担当には世耕弘成参院議員をそれぞれ起用する。
(読売新聞) – 9月26日
論功行賞と仲良しこよしの超軽量内閣発足。昨日の中川昭一政調会長に続いて、塩崎恭久官房長官という人事を目にして痛感しましたね。「ああ、安倍総理は自分がコントロールできるレベルの人間しか信用していないんだな」と。
この二人に続いて、ある意味「順当に」、柳沢伯夫、甘利明、山本有二が入閣ですか…いやはや。柳沢伯夫と大田弘子、中川昭一と甘利明と二階俊博etc。一見実務能力重視の手堅い人事とみせといて、なんて素敵な政治姿勢的呉越同舟のオンパレード☆。安倍総理が何を一番優先して党内人事&組閣したのかが、よくわかると言うものです。正直、「ヒモ付きの節操無し」高市早苗が入閣なんて何の冗談かと思いますよ。事情は理解できても。
まあ、麻生氏の外相留任、中山氏の拉致問題担当首相補佐官就任など評価できるところもあるので(甘利明も「能力だけなら」評価)、一応今後の推移を見守ります。しかし、10ヵ月後の参院選まで順調にやっていけるかって言うと正直疑問だなあ。
もっとも、危なっかしさという点では小沢一郎氏の健康問題の方が上ですが(大丈夫か?)。
小沢氏に狭心症の兆候?鳩山幹事長が明かす
民主党の鳩山幹事長は26日夕、小沢代表が25日に検査入院する際、「10年余り前のことがあり、若干その兆候らしきものを感じた」と説明していたことを記者団に明らかにした。
小沢氏は1991年に狭心症で入院しており、今回、同様の兆候があった可能性がある。
(読売新聞) – 9月26日
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