グローバルな事業戦略を根底から見直さなくてはならなくなったVW。この混乱が、どこで工場の閉鎖などの具体的な激震に変わるかに今から注目。とりあえず、
「震源地の本命は中国だろうね」(清川元夢声で)
現地の自動車市場だけじゃない。周辺地域全体の鋼材市場や電子部品市場への影響も含めて、大きな波が起こるぞ。こいつは素敵だ。全てが台無しだ。
たまらん。
【ロンドン坂井隆之】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)がディーゼルエンジン車に違法ソフトウエアを搭載して米国の排ガス規制を逃れていた問題で、同社は22日、同型エンジンを搭載した車両が世界全体で約1100万台にのぼると発表した。同社は調査や顧客対応にかかる費用として、第3四半期(7~9月)に65億ユーロ(約8710億円)を計上したと発表。2015年度通期の業績目標も見直すと表明した。
この問題では、米環境保護局(EPA)が18日に大気浄化法違反で最大180億ドル(約2兆1600億円)の制裁金を科す可能性があると発表したほか、米司法省も刑事捜査を開始した。独政府や韓国当局も調査の実施を表明するなど、影響が世界的に拡大する可能性が出ている。
VWの14年度の世界販売台数は1014万台で、15年度はトヨタ自動車を抜いて世界首位に浮上することが見込まれていた。
EPAによると、VWは違法ソフトを使って検査の時だけ排ガス浄化装置をフル稼働させ、窒素酸化物(NOx)の排出を基準以下に抑える一方、通常走行時は基準値の最大40倍のNOxを排出していたという。
(9月22日 毎日新聞)
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