佐藤孝弘5万6,369票、梅津庸成5万4,596票。その差、僅か1,773票。吉村美栄子@山形県知事と市川昭男@現・山形市長という山形2TOPの支持を受けた梅津候補の「善戦」を称えるべきか。それとも、現地の四面楚歌と安保法制その他の逆風にめげず、鼻差で逃げ切った佐藤候補の「粘り」を褒めるべきか。
とりあえず、滋賀県知事選と同じオチにならなかったのは僥倖。が、同じオチになる可能性は非常に高かった。1,700票のうちどれだけが影響されたかは分からんけど、ありがとう。安保を中途半端に争点化してくれた野党の皆さん。ありがとう。この時期に内ゲバを起こしてくれた維新の党の皆さん。特に柿沢未途。
「そして明日からは、せいぜい華麗に潰し合うが良い。野党の諸君」
いや、まじめな話、アレが無かったら分からんかったよ。今回の山形市長選。そして、僅差とは言え、「安保法案通過の最終局面を迎えた」政権与党の候補が「平和都市」山形市で勝利したことは大きい。さて、明日以降の山形市政、いや国政そして沖縄県の辺野古移設を巡る関係者間の駆け引きはいかに。
任期満了に伴う山形市長選挙は13日に投票が行われ、無所属の新人で、自民党・公明党・次世代の党・新党改革が推薦する佐藤孝弘氏が、民主党など野党4党が推薦する新人らを破り、初めての当選を果たしました。
山形市長選挙の開票結果です。
▽佐藤孝弘(無所属・新)当選、5万6369票
▽梅津庸成(無所属・新)、5万4596票
▽五十嵐右二(無所属・新)、3737票
自民党・公明党・次世代の党・新党改革が推薦する佐藤氏が、民主党・共産党・社民党・生活の党と山本太郎となかまたちが推薦する梅津氏らを破り、初めての当選を果たしました。
佐藤氏は北海道函館市出身の39歳。経済産業省に勤務したあと政策研究機関の研究員を務め、前回(4年前)の山形市長選挙に初めて立候補しましたが、現職に敗れました。
新人3人の争いとなった今回の選挙で佐藤氏は、自民党や公明党などの支援を受けて、医療関連産業の集積による雇用の場の確保や、第3子以降の保育料の無料化といった子育てしやすい環境の整備など、山形市の活性化を訴えました。
そして、民主党などの支援を受けて安全保障関連法案への反対を訴える梅津氏と競り合いましたが、佐藤氏は推薦を受けた各党の支持層を固めたほか、支持政党を持たない無党派層など幅広く支持を集め、初めての当選を果たしました。
投票率は56.94%で、4年前の前回(平成23年)の投票率を9.34ポイント上回りました。
(9月13日 NHK)
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