好意的に見れば、記事にある通り、「中国の発言権を落とし、信頼性の高い国際金融機関として運営する狙い」。穿った見方をすれば、記事とは異なり、「日米&ADBの攻勢で中国元の基軸通貨化戦略が頓挫したため、中国の発言権を落とすことで、参加国の離反とこれ以上の体制と影響力の弱化を避ける狙い」。さて、どっちだ。どっちでもいいけど、
本音を言うと、日本は、「中国のエゴイズム丸出しの」AIIBにオブザーバ参加して、ADBとの間を繋ぐ利権だけ確保して、中国に愛想をつかしてAIIBから離脱する諸国の窓口になる、(゚д゚)ウマーな役割をGETできたらいいんじゃね?と思っていたんだがな。まあ、世の中、そんなに旨い話はないか。せいぜいADBの方で頑張って、適当なところでAIIB、ついでにBRICs銀行にもちょっかい出させてもらうさ。
中国が主導して設立準備を進めているアジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立協定の概要が明らかになった。
創設メンバーが57か国まで増えたため、資本金は当初予定した500億ドルより大幅に増やす。出資比率の算定方法も固まり、中国は20%台後半でトップとなる。創設メンバー国は節目となる設立会合を6月下旬に開く方向で調整している。
資本金は1000億ドル(約12兆円)には達しないが、近い規模とする方向で詰めている。中国は最大で50%出資する意向も示していたが、3割を切る水準に落ち着く見通しだ。中国の発言権を落とし、信頼性の高い国際金融機関として運営する狙いがあるとみられる。中国に次ぐ出資比率は、インド、ロシア、韓国の順となる見通しだ。
(5月16日 読売新聞)
ここで「ダブル咲夜さんの休日」を紹介。
イ級さんは悪くない…悪くないんだ。
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