【ISが】イラク政府の「軍事的」「外交的」「宗教的」弱点が際立つ、アンバル州の州都ラマディ失陥劇【強いわけじゃない】

 正規軍だけではIS相手に勝負にならず、実質的にイラン軍である民兵集団を自由に動かすわけにもいかず、シーア派部隊をスンニ派解放のために動かすだけの統率力も持っていない、そんなイラク政府。

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 とにかく、関係者の本音がバラバラ過ぎ。ISという「獲物」を前に、皆さん呉越同舟?はたまた同床異夢?

 ティクリートの時のようにはいかない。というか、今後のイラク内での負け戦のパターンが凝縮されてるラマディ失陥。アンバル州がどうこう以前に、これから先のイラク国内IS勢力の掃討作戦を巡る、関係者の内ゲバっぷりが思いやられるな。

イラク西部の州都制圧=アバディ政権に打撃―「イスラム国」

 【カイロ時事】イラクからの報道によると、過激派組織「イスラム国」は15日、イラク西部アンバル州の州都ラマディ中心部の行政庁舎を制圧した。アンバル州奪還を目指していたイラクのアバディ政権にとって大きな打撃となる。

 行政庁舎の屋上には、同組織の黒い旗が掲げられた。政府軍部隊は依然、ラマディの一部の地域に展開しているものの、劣勢を覆すのは困難な状況だ。

 イラク軍は3月末、「イスラム国」が支配していた北部ティクリートを奪還し、アンバル州奪還を次の目標に掲げて準備を進めてきた。しかし、ティクリートでの作戦で中心的な役割を果たしたイスラム教シーア派民兵をアンバル州のスンニ派部族の反発で投入できないことなどから、苦戦が続いていた。

 一方、「イスラム国」はイラクでの劣勢立て直しのため、隣接するシリアから増援を送り込んでいたとされる。アンバル州では、シーア派に依存するイラク政府よりもスンニ派から派生した「イスラム国」を支持する住民感情も根強く、アバディ政権は反転攻勢の足掛かりをつかめずにいる。 

(5月15日 時事通信)

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