弁護士は依頼人の利益のために働く。これ自体は間違っちゃいないんだが、今回はそれ以前に人としてどうよって話。とりあえず、ビデオは表沙汰にならず、被告側の醜悪さだけが表沙汰になって良かった。暴行ビデオを交渉材料にしようと言い出したのが、土屋被告か担当弁護士かは分からんが、
経営者は10~13年、店で20~40代の女性客らに暴行したなどとして14年2~7月、強姦と強姦未遂、強制わいせつ罪で起訴された。起訴内容を否認している
検察側がバイアスなしにビデオ見ても心証最悪だろうに、「これを表にバラされたくなければ示談に応じろ」なんて交渉をやっていたと知ったら、被告側の無罪の主張から受ける説得力なんてゼロだわな。せいぜい、土屋被告は最大級の量刑喰らうが良い。
つかさ、この土屋って男、少し調べてみたら、過去にもレイプで捕まっていながら、何故か全部不起訴になってるんだよなあ。まさかと思うが、その時も今回と同じ「交渉術」使ったんじゃね?。あるいは地元のエライさんがバックについているとか。
↑そういう意味では色々とシャレにならないベッキー先生。
そもそも、「普通の」マッサージ店に、なんでビデオ撮影設備があるのかね。ともあれ、メディアとネット捜査班の皆さんは、調査と検証よろしく。
◇宮崎地裁公判、20代の被害女性「脅された」と証言
宮崎市のオイルマッサージ店で女性客ら5人に性的暴行などを加えたとして強姦(ごうかん)罪などに問われている経営者の男(44)の宮崎地裁での16日の公判で、20代の被害女性が「被告側弁護士から『暴行の様子を撮影したビデオがある。告訴を取り下げれば処分する』と脅された」と証言した。被告側の男性弁護士は取材に対し「選択肢として提示した。脅されたと思われるなら仕方ない」と交渉の事実関係を認めた。
女性は証人尋問で、経営者逮捕後の2014年3月、自らの代理人弁護士を通じ、被告側弁護士から「『法廷でビデオが流されると分かっているのか。流されたくなかったら告訴取り下げをしろ。示談金はゼロ』と言われた」と述べた。さらに女性は「(ビデオが)流出したらどうしよう、なぜこんな思いをしなければいけないのか」と訴えた。
宮崎県弁護士会所属の被告側弁護士は閉廷後、取材に対し「『告訴を取り下げたら(ビデオを)処分するが、どうする』とは言った」と認めたが「法廷での被害者の不利益が大きいのではないかと考え、選択肢として示した」と脅しではなかったとした。ビデオの動画は示談交渉決裂後、捜査側に提出したという。
起訴状によると、経営者は10〜13年、店で20〜40代の女性客らに暴行したなどとして14年2〜7月、強姦と強姦未遂、強制わいせつ罪で起訴された。起訴内容を否認している。【菅野蘭】
(1月17日 毎日新聞)
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