物証を握られた後は、5月16日以前の自分の姿に対する羞恥心もあってか、非常に脆かったな。やっぱ、この手の「ネット上で万能感を肥大化させた愉快犯」は、リアル&アナログなやり方で追い詰めるやり方が効果的らしい。メモメモ。
とりあえず、16日時点のブクマで宣言してたんで、最初にこれをやっておこうかね。
「まだだ。まだ笑うんじゃなかったな」16日の記者会見の場では。片山サン。
さて、今回、片山が完落ちしたことで、1年の長きにわたって世論の一部にあった「冤罪の可能性」疑惑は吹き飛んだ。ただね、江川紹子みたいに「冤罪、ダメ、絶対」な思想的バイアスがかかっている可能性がある輩は敢えて除外するとして、今回の自作自演メールのチョンボ騒動まで「推定無罪」の域を脱しなかった本件の、冤罪の可能性を指摘していた人たちを、ことさら批判する気にはならんのよね。
疑惑を呼ぶに足るほどの検察サイドの詰めの甘さや、判断基準となる公表情報の不足もあるんだけど、何より、片山という人物をじっくり見る機会が、一般ピーポーには絶対的に少なかったからな。しょうがない。4/9の小保方銃蔵もとい小保方晴子の会見と違ってね。4/9のアレを見た上で、小保方陣営を擁護していたような「人を見る目皆無な輩」よりは、数倍、同情の余地があるよ、片山擁護派には。だから、あんまり気にすんな。さりとて、これからは、もう少し人物の鑑定眼を養った方がいいけどさ。
遠隔操作ウイルス犯がボロを出し始めた件について(2013/1/8)
正直、今回の片山の墓穴掘りには、驚いていない。1年前のこのエントリー↑でも触れたけど、自己顕示欲の満足と完全犯罪の完遂は、相容れない存在だから。劇場型愉快犯にとっては、特に。仮に5月16日、片山がスマホを荒川の河川敷に埋めなくても、遠からずこいつは肥大化する自己顕示欲を満たし、絶賛錯覚中な万能感に陶酔するために、別の墓穴を掘っていた。国家権力による執念の監視を受けながら。多分ね。
PC遠隔操作 片山被告、崩れた無罪主張「言い逃れはできないと思った」
「言い逃れはできないと思った」。4人が誤認逮捕された遠隔操作ウイルス事件で、無実を訴え続けていた元会社員、片山祐輔被告(32)が20日、一連の事件への関与とともに、「真犯人」からのメールも自作自演だったと認めた。無罪主張が崩壊し、捜査機関を挑発する犯行声明が出された劇場型の事件は急展開した。
「先生すいません、私が犯人でした」。片山被告は19日深夜、佐藤博史弁護士にこう打ち明けた。弁護側は動揺を隠せず、東京・霞が関の司法記者クラブで20日に会見した主任弁護人の佐藤弁護士は「『やっていない』という人を信じるのが職業倫理だが、完全にだまされたことにはなる」と眉間に深いしわを寄せた。
「本当のことだったので死ぬことを考えた」
気が動転した様子で、自殺を試みたことを佐藤弁護士に明かした片山被告。酒を飲みながら東京の高尾山中をさまよい首をつろうとしたが失敗。下山して駅のホーム下にある避難スペースに入り込み、電車が来たら飛び出そうとした。だが結局、飛び込まず、佐藤弁護士に「死のうと思ったが死にきれなかった」と電話をかけたという。
佐藤弁護士は20日午前7時半ごろ、事務所で片山被告と会って話を聞いた。
「母親から『いつ平穏な生活が戻るのか』と聞かれ、早く裁判を終わらせたいという気持ちになった」
自ら“真犯人”を知らせる結果となった「真犯人」を名乗るメールについて、片山被告はこう説明した。
片山被告は以前、「真犯人はサイコパス(反社会的人格)だと思う」と話していたといい、20日には「それは自分。嘘を平気でつける」と語ったという。
一連の遠隔操作事件では4人が誤認逮捕された。
「意外に簡単だった。逮捕されたと聞いて『やった』という気持ちになった」。片山被告は当時の様子をこう振り返ったが、スマートフォンを自分が東京都内の河川敷に埋めたと報じられ、「もう駄目だ」と観念した。
(5月20日 産経新聞)
ここで「【MAD】ご注文は連装砲ですか? 第3門【ごちうさ×艦これ】」を紹介。
予想を裏切らない艦首大破。
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