挙句に、弁護士先生の質疑応答タイムになったら速攻で中継切ってCMに入るとか、マスコミの本音が分かりやす過ぎて超萎える。
新しい画像やノート、STAP細胞再現中の第三者の存在など新しい問題要素をチラつかせながら、会見会場では公表しないなど、外部から検証不可能かつ、片手落ちな自己弁護と自論開陳に終始した小保方女史も悪いんだけどさ、会場のマスコミ連中の質問が更に酷い。STAP細胞は捏造か否か、理研との関係はこれからどうするかなど素人くさい&聞くだけ無駄な質問ばかりに終始して、ほとんど誰も、会見前半での、小保方サイドの専門的な説明に対する検証質問をしないでやんの。会見の意味ないじゃん。「成功200回」だけでも、もっと詰めろよ。
これは、そういう質問をできるサイエンスの素養を持つ人材が、マスコミにいないだけなのか。それとも、「技術的な話をされたところで、視聴者の大部分はわかりゃしないんだから聞かせるだけムダ」という、小保方サイド&マスコミ双方のコンセンサスの結果なのか。はたまた、その両方か。どれが本音かは分からんが、実りある会見中継を準備する時間はあっただろ。双方とも。何だよ、今日のザマは。
(2014/4/9 16:25 文章に起こした会見内容を参考に赤文字部分を追記)
STAP(スタップ)細胞の論文問題で、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダー(30)は9日、大阪市内のホテルで記者会見した。
小保方氏は「STAP細胞は200回以上作製に成功しており、真実です」と訴え、理研に8日、不服申し立てを行った理由を説明した。小保方氏が会見するのは、英科学誌ネイチャーに論文が掲載され、成果発表を行った1月末以来。
小保方氏は会見の冒頭、「私の不勉強、不注意、未熟さゆえに多くの疑念を生みました」と謝罪した。だが、ネイチャーの論文の核心部分に改ざんと捏造があったとした理研調査委員会の最終報告については、「実験は確実に行われており、悪意をもってこの論文を仕上げたわけではない」と反論した。
調査委が「実験ノートが3年で2冊しかなく、どんな実験だったかを追跡できなかった」と指摘した点に関しては、小保方氏は「調査委に提出したのは2冊だが、実際にはもっと存在する」と説明した。
調査委は1日に公表した報告で「STAP細胞をマウスの血液細胞から作製したことを示す遺伝子データの画像は、2枚の画像を切り貼りしたもので、改ざんにあたる」と認定した。一方、小保方氏側は不服申し立てで画像の加工は認めたものの、「切り貼りしてもしなくても、データから得られる結論が変わらない」と改ざんを否定した。
様々な細胞に変化するSTAP細胞の多能性を証明する画像に関しても、「実験条件の全く異なる小保方氏の博士論文と酷似し、捏造だ」とする調査委の判断に対し、小保方氏側は「正しい実験画像が存在し、画像をとり違えただけだ」と主張している。
(4月9日 読売新聞)
CMで切られている間に日経BPや朝日新聞社などがきちんとSTAP論文の訂正の仕方が正しかったか否かで質問していましたよ?
民放のテレビ局が恣意的にカットしているとも見て取れますが、全てのマスメディアが恣意的な報道で民衆を惹きつけて済ませようというわけではないと思われます。
かなり感情的に質問していたフリーライターもいましたが…。
民放生中継だと時間の関係上最後まで放送できないから途中で切られましたが、ハーバードや理研との今後の対応についてなど放送終了後も質問されてました。
また会見はじめの方の、民放で生中継されている段階であまり専門的な質問をすると視聴率が得られにくくなりがちだろうと各記者が判断されていることもあるかもしれません。
主の仰る”サイエンスの素養を持つ人材”というのがどれほどの知識を持った者かは具体的には分かりかねますが、前述の日経BPの記者は日経バイオで専門の記事を書く記者なのでそれなりとは思われます。
具体的な質問内容についてはニコニコ生放送のタイムシフトか該当記事のページをご覧いただくしかありませんが…
全容を把握しないにも関わらず、質問した記者全員を恣意的だと決め付け、いたずらに会見そのものの在り方を非難されるのは一般論的にどうかと思います。
長文大変失礼いたしました。
トーリスガリさん
コメントありがとうございます。
NHKと民放を併せて、確認できる限りの中継は全て観ての感想ですが
ご指摘の分を含めて、改めて文章に起こされた会見内容を検証したいと考えます。
それでは今後ともよろしくお願いいたします。
STAP細胞論文問題 理研・笹井芳樹氏、近く謝罪会見へ
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20140411-00000471-fnn-soci
「STAP細胞をめぐる論文の不正問題で、論文の共著者である理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長が、近く謝罪会見を開く意向であることがわかった。」
今度は、1社1問制限も、弁護士の答弁妨害もないだろうから、マスコミも本気で突っ込めよと。中継なんていらないから。4/9の「芸能人のスキャンダル報道のような無様」は、あの1回で十分。
もっとも、小保方女史の会見と比べると、大衆向けのネタとしてのニュースバリューは低いからなあ、どこまで本気でリソースを割いてくれることやら。