しかし、そのお馬鹿っぷりはこの二人を超えるな。更に、つぼみ嬢のヘタレ風味やどれみ嬢の「ぷっぷのぷー」癖やアニマル浜口の気合DNAまで組み込まれているとは、この海のリハクの目をもってしても以下略。
いいぞ!もっとやれ!もっと飛ばせ!「ピンクは淫乱宮藤もといお馬鹿可愛いお花畑主人公でイインダヨー!」星空みゆき嬢@CV福圓美里女史。
- アバンでいきなり大集合のインパクトといい、OPの深夜アニメ臭ブリバリのあざとさといい、チョッパーもとい淫獣・キャンディ@CV大谷育江女史の超絶演技力といい、掴みは超オッケー!の本作。これだよ!これでいいんだよ!難しい設定説明なんてあとでいいんだよ!。前作の失敗理由を良く分かっているスタートだったので、ホッと一安心。
- 「りんちゃんさんの分身」日野あかね嬢@CV田野アサミ女史の「お前はえりか嬢か!?(笑)」ツッコミの宜しきを得て、「自己紹介」と「後の戦友紹介」イベントをさらりとクリアするみゆき嬢。流石は大塚SDと米村シリーズ構成による仕切り、上手だわ~。
- みゆき嬢の趣味は「ハッピー探し」。しかし、絵本の世界=ハッピーエンドonlyと言い切るあたり、認識している世界が狭いのな。これからプリキュアとしての1年の戦いを通じ、アンハッピーやバッドエンドな絵本≒現実と向き合うことで、成長すると言う流れか。いいねえ!いいねえ!。そういう前向きでシンプルな成長ストーリー、大好物です!。
- 残り3名の戦友候補もなかなかにヨサゲ。一番あざといのは「黄色いイカちゃん」黄瀬やよい嬢@CV金元寿子女史だが、個人的に好みなのは、大家族の頼れる女番長こと「転生まこちゃん」緑川なお嬢@CV井上麻里奈女史だな。「いかにも青色テンプレお嬢」青木れいか嬢@CV西村ちなみ女史には、こちらもテンプレな「キレた時のドSぶり」を超期待。
- 挨拶の時のBGMはフレプリ。異世界の入り口はプリ5。なるほど。アイキャッチは未来少年コナン。なるほ…え?。
- で、本をブロック移動させると発動するワープ装置。凄いぞ、メルヘンランドは本当にあったんだ!。
- 本作の敵はバッドエナジー大好き・バッドエンド王国。第一の刺客は、イケメン狼のウルフルズもといウルフルンさん@CV志村知幸氏。志村氏の流石の渋い演技と相まって、こちらも掴みはオッケーなキャラ立ち。
- 絵本の世界(例:赤ずきん、三匹の子豚)じゃ、本来の読み手にとって「バッドエンド」にならないと狼男にとっての「ハッピーエンド」にならないんだよな。ここら辺の「万人にとってのハッピーエンドなんてありえない」という現実との整合性をどうとって、物語の広がりに絡ませてゆくか。いいねえ!いいねえ!。そういうシンプルだけど答えのない命題が絡んだ説教ストーリー、大好物です!。
- あとはアカンベェの使い方だな。タダの破壊マッシーンなだけじゃもったいないぞ。
- プリキュア変身シーンは、プリ5とハトプリとおジャ魔女どれみのハイブリッドな感じ。最後にパフで頬に赤みを差させるのは、これまでにないあざとさだが。許す。全部許す。
- 必殺技第一弾は「前代未聞の不発スタート(えー!?)」ハッピーシャワー。とりあえず、気合経由のアレを観て「かめはめ波だ!」と思うのは普通の人。「あげだまだ!」「ラムネ&40だ!」と思うのは良いヲタ。変なことを想像してハァハァするのはいやらしいヲタ。
- でも、発射後のアへ顔やヘタリ姿を見れば、それも無理ないよなと感じる次第。ぬふぅ。
- 本編ラストは、新しいハッピーな生活スタートへの期待に、絶壁胸を膨らませるみゆき嬢で〆。いいねえ!いいねえ!。そういうシンプルに&しっかりと物語全体と主人公のスタート位置が設定されている構成、超大好物です!。
- EDもOPに負けず劣らずのいい作り。CGダンスのバックで流れるコントがまた秀逸。これは良いと宗匠様もご満足でござろうよ。
- 今回は、米村正二脚本×大塚隆史演出・絵コンテ×山岡直子作監。個々のパーツは歴代プリキュアの良いとこどりだった第1話。根性は初代、キャラはプリ5とフレプリ、シナリオはハトプリ。いずれ、シリアス要素はフレプリとスイプリ、百合要素はSSとスイプリが入るのかな?。正直、新鮮味は少なかったですが、全体としての面白さは歴代トップクラスでしたわ。これは大塚SD以下の「素材のポテンシャルを120%引き出す調理スキル」の賜物と心得たり。上記のような独自テーマにも注目だしね。これからの1年が実に楽しみだ。
- その期待に大地も嘉したのか、「字幕テロの元凶」地震も空気を読んで放送終了後に発生。偉いぞ!地殻!。
コメントを残す