「断じてセクハラでない」 沖縄、戒告処分の警視正

 セクハラ(性的嫌がらせ)を理由に戒告処分を受けた沖縄県警生活安全部長の長浜栄治警視正(58)=2日付で警務部付=が同日、沖縄県庁で記者会見し、「女性の体は触った」と認めたが「自然の流れの中のことで、断じてセクハラではない」と主張した。

長浜警視正は来週にも人事院に戒告処分不服の申し立てをする予定。

長浜警視正によると、昨年12月5日夜、女性警察職員2人と那覇市の飲食店で酒を飲み、代行運転で帰宅する女性1人から誘われ同乗。後部座席で隣に座った女性の胸や手を「(合意の)雰囲気の中で触った」という。

(共同通信) – 6月2日

実際にセクハラで訴えられているんだから、その雰囲気とやらはこの警視正殿の脳内の妄想に過ぎない。仮に女性がそういう雰囲気を醸していたとしても、それでセクハラ行為を正当化するのはお門違いというもの。

ただ、万一彼が何かの罠にはめられた結果というのであれば(実際女性自身は刑事処分を望んでいないと言うし)、論点はセクハラ自体じゃない。まさか検察裏金疑惑を追求しようとして嵌められた三井環氏のケースのように、沖縄県警の裏事情が絡んでいるんじゃないかという見方をしてしまうのは…穿ちすぎか、多分。

壊れる男たち―セクハラはなぜ繰り返されるのか (岩波新書)

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