主導権をどの国が握るか。単なる寄り合い所帯に終わるようなら、インド主導のグローバルサウスの方がよっぽど「怖い」。
BRICS、10カ国に拡大 アルゼンチンは参加見送り(2024/1/2 時事通信)
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成する新興5カ国(BRICS)に1日、中東の産油国など5カ国が新規加盟した。
経済・外交面で結び付きを強化し、先進国の対抗軸として国際社会での発言力拡大を目指す。英BBC放送によると、拡大したBRICSには世界の人口の45%、国内総生産(GDP)の28%、原油生産の44%が集中する。
新たに加わったのは、アラブ首長国連邦(UAE)、イラン、エジプト、エチオピア、サウジアラビア。昨年8月のBRICS首脳会議で加盟が承認されていた。加入には30カ国以上が関心を持っているとされる。
アルゼンチンも加盟を認められていたが、同国では12月に政権が中道左派から右派へ交代。ミレイ新大統領は見送りを決定した。親米路線を打ち出しており、中国やロシア、隣国ブラジルの左派ルラ政権と距離を置いたとみられる。
BRICSは米金融大手ゴールドマン・サックスのエコノミストが2001年、21世紀に経済成長が見込まれる国として、南アを除く4カ国の頭文字を取り「BRICs」と名付けたのが始まり。06年にロシア主導で4カ国による初の閣僚会議、09年には初の首脳会議が開かれた。11年に南アが合流して「s」が「S」になった。
コメントを残す