密度の低い太陽光を局所的に集中させ、同時に紫外光と可視光とに分けてフィルム部に効率よく照射する機構を組み込んだり、均一な照射構造を設計するのって、結構大変なんですよねー。某所でモーターの実験動画を観ましたが、記事で言うほどパワーやスピードを感じられないのは、それが理由なんでしょうか?。単にフィルム自体の耐久性の問題かもしんないけど。
でも、この技術というかアイデアは面白いです。大型/パワーユニットとしては当面(多分将来的にも)期待薄だけど、生産コストや素材の耐久性などの点で課題が解消されれば、マイクロモーター関係ではそれなりに用途開発が進むかも。関係者の皆さん、気長に頑張ってくださいね♪。
太陽光に含まれる紫外光を当てると縮み、可視光を当てると元に戻る特殊な液晶高分子フィルムを利用し、光だけで回転する小さなモーターを、東京工業大と中国・復旦大、カナダ・マギル大の研究チームが19日までに世界で初めて開発した。
従来、光エネルギーを動力に変換するには、太陽電池で発電し、電磁モーターを動かす必要があったが、これは直接変換できるため、効率が高く、小型軽量化できるのが特徴。論文はドイツ化学会誌に掲載された。
東工大の池田富樹教授によると、単位断面積当たりのパワーは最大で人間の腕の筋肉の約10倍。小型軽量を生かして電子機器や体内埋め込み型医療機器に応用できるほか、「大型化して、晴れていれば走れる自動車を造りたい」という。
(7月19日 時事通信)
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