日本、スコットランドに0-0で引き分け 優勝逃す=スコットランド戦

 サッカー日本代表は13日、「KIRIN WORLD CHALLENGE キリンカップサッカー2006」(埼玉スタジアム2002)でスコットランド代表と対戦し、0-0で引き分けた。ワールドカップ(W杯)前に行われる国内最後の親善試合を、勝利で飾ることはできなかった。日本は1分け1敗で、同大会を最下位で終えた。

日本は序盤、引いて守るスコットランド守備陣を前に攻め手を見いだせなかった。しかし前半24分、加地が右ポストを直撃する強烈なミドルシュート。このプレーでリズムに乗った日本は、前半29分に玉田のポストプレーから小笠原がGKアレクサンダーを脅かすシュートを放つなど、何度か決定機をつかむ。しかしゴールならず、無得点で前半を折り返した。

後半に入っても、日本が攻めてスコットランドが守るという構図は変わらず。日本は後半17分に巻、後半28分に佐藤を投入して得点を狙う。しかし後半44分、ペナルティーエリアすぐ外、右35度の位置で得たFKを三都主が直接狙うが、GKの好セーブで得点ならず。攻めながらも決め手を欠いた日本は、最後までスコットランド守備陣を崩すことができず、0-0で試合を終えた。

W杯に臨む日本代表メンバー23名は、15日に発表される。

<日本代表 出場メンバー>

GK:23 川口能活

DF:14 三都主アレサンドロ、21 加地亮、5 宮本恒靖(cap)、22 中澤佑二→20 坪井慶介(後半5分)

MF:15 福西崇史、18 小野伸二、8 小笠原満男、4 遠藤保仁→37 佐藤寿人(後半28分)

FW:9 久保竜彦→36 巻誠一郎(後半17分)、28 玉田圭司

サブ: 1 楢崎正剛、12 土肥洋一、2 田中誠、24 茂庭照幸、31 駒野友一、19 本山雅志、30 阿部勇樹、35 長谷部誠

(スポーツナビ) – 5月13日

うーむ。何のための壮行試合だったのか分からんまま終わってしまいました>キリンカップ。なんて言いますかね、「何か試してましたか?ジーコ監督」って疑問符がもうあちこちに。例えば、

  • FW:中盤と玉田の連携について良くも悪くも確認するとこなんて今更無いのに(引いて上下に器用に繋ぐけど前には切り込めずの玉田)、何故「玉田→佐藤」じゃなくて「遠藤→佐藤」なんだ? ジーコってば目先の1点のためにFW3人を並べたって言いたいんだろうけど、ぶっちゃけ意味無し。まだ「遠藤→本山」って方が試す価値は(今更ながら)あったと思うんだけど、そんな気配は欠片すらなく…。それより久保。マジで腰ヤバくないか?。プレー以前に走れて無いぞ。何で無理に出したんだよ。WCに向けての結論:久保(ついでに玉田)の替わりに平山or巻(&鈴木or大久保)呼べ。
  • MF:ここはどうせ海外組の控えメインですし(福西おつかれちゃーん)。とりあえず小笠原&小野、プレーが気まま過ぎ。特に小野はまだ回復途上な感じですね。流れを変えたい時の交代要員とした方がいいのではないだろうか?。個人的には、FW陣があの有様なんで、切れのいい若手&攻撃型MFを追加するサプライズを期待したいところ。故に今日の試合では、上記の本山のほか、長谷部とかも試して欲しかったんですが、そんな気配は欠片すらなく…。何のためにベンチに置いてるんだかわけわかめ。WCに向けての結論:松井呼べ。(せめて)本山or長谷部残せ。
  • DF:今日はスコットランドがめちゃ引いてたんで、サイド裏の弱さがさらけ出されることがほとんど無かったですね。加地と坪井がそこそこ好調なのが確認できたのは、よかったです。が、この期に及んで3バックだの4バックだのとフラフラしてるのってどうですよ?。それはさておき、三都主の扱いは決断が必要でしょう。走れてないしFKのためだけに遊ばしておくのは、もう見てらんない。どうせ攻めに三都主を使えない展開なら、もったいないけど(加地と一緒に)もう少し安心してサイドを任せられるDFを先発させて、全体的にラインを押し上げる戦術の方が勝機はあるような気がします。今日はともかく、ブルガリア戦ではそれを試す機会はあったはずなのに、そんな気配は欠片すらなく…。とりあえず中澤が大した怪我じゃなかったのは良かったけど。WCに向けての結論:三都主の替わりに駒野を使え。ついでに松田も呼んでやって…お・願・い☆。

と、こんな感じ。「代表メンバーは既定」発言をはじめ、最近のジーコには以前にも増して「?」なことが多いですが、キリンカップの2戦は特に「何をやりたかった」のかが全然わかんなかったです。こんな調子で1ヶ月後には本番かあ。一体どうなっちゃうんだろう…>W杯。

 

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