葦プロ 社名変更でプロダクション リードに

先日の日本テレネットの経営破綻に続いて、アニメ・ゲーム業界に人材や才能を輩出し続けた老舗がまた一つ名前を消すことになりました。新体制移行後は、これまで以上にウィズの管理下に置かれるでしょうし、嘗ての「魔女っ子シリーズ」や「ダンクーガ」の様な意欲作やオリジナル作を世に出す余力は、既にして残っていない(「ダンクーガ ノヴァ」の製作現場も酷い状態らしいですね)。

 80-90年代に同社の作品に慣れ親しんだ身として、葦プロの名がその実態と共に消えてゆく様には寂しさを禁じ得ませんが、XEBECやアイムーヴといった「子供達」への応援を以って、その心情を紛らわせたいと思います…。

 老舗のアニメ制作会社である株式会社葦プロダクションが11月1日より商号変更を行い、新たにプロダクション リード(英文名 PRODUCTION REED CO.,LTD.)に生まれ変わった。

同社は昭和50年設立されたアニメスタジオで、『魔法のプリンセス ミンキーモモ』や『戦国魔神ゴーショーグン』、『アイドル伝説 えり子』などの代表作がある。

プロダクション リードは昨年8月にアニメ番組と玩具のシナジー効果を狙い、玩具会社ウィズなどに向けて第三者割当増資を行った。現在ウィズが株式の50.1%を保有しており、同社の子会社となっている。本年は両社協力のもと新作アニメシリーズ『獣装機攻 ダンクーガ ノヴァ』の製作を行った。

また今回の社名変更に合わせて、同社の代表取締役社長の異動も行われた。これまでの代表取締役社長であった佐藤俊彦氏は代表取締役会長となる。

新しい代表取締役社長には、ウィズの常務取締役の本郷武一氏が就任する。さらに現在の経営陣に加えて、新たに2名の取締役がウィズから送り込まれる。経営面でのウィズ主導が強まることになりそうだ。

プロダクション リード http://www.pro-reed.com/

ウィズ http://www.wizinc.co.jp/

(アニメ!アニメ!ニュース 2007/11/10)

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