トルコのエルドアン大統領は8日、ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が米軍のシリア撤収について、トルコによるクルド人保護の保証が条件になると述べたことに対し「深刻な過ちで、受け入れられない」と強く反発した。
言いたかないが、エルドアンにこのセリフを吐かせる余裕を与えたのは、他ならぬ米国だからね。
【トランプの浅慮を喜んでいるのは】マクガーク米大統領特使@IS掃討有志連合の調整担当、米軍のシリア撤退に抗議して辞任【ロシアとシリアとイランとトルコばかりなり】(2018/12/23)
とりあえず、今回のトランプの失策で、向こう10年間、クルド人勢力が米国の味方につくことはないだろう。サウジやイスラエルも米国は頼りにならぬと見限るだろう。まさに致命的。
この2年間、トランプ政権の外交って
つくづくそう思うわ。今回のボルトンのお花畑発言を聞いていると。
いや、ボルトンにも言い分はあると思うよ。「俺は出来の悪い上司の尻拭いをさせられているだけだ!」とか「ここでドナルドの尻拭いしなきゃ今度は俺がクビになるじゃないか!!」とか。
【カイロ時事】トルコのエルドアン大統領は8日、ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が米軍のシリア撤収について、トルコによるクルド人保護の保証が条件になると述べたことに対し「深刻な過ちで、受け入れられない」と強く反発した。
アナトリア通信が伝えた。
米軍はシリアで、クルド人民兵組織の人民防衛部隊(YPG)を支援して過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦を行ってきた。しかし、トルコはYPGをテロ組織と見なしており、エルドアン氏は「トルコにとってYPGもISも違いはない」と強調。「シリア国内のテロ集団を壊滅させるため、近く行動する」と述べ、軍事作戦の準備が完了したと明らかにした。(2019/1/8 時事通信)
ここで「VIP委員長」を紹介。
歴史を知る者すなわち世界の覇者。そんなアイドル部の委員長とは対照的に、初手を間違ったせいでこの先シリアから撤退してもしなくても、現地における権威の失墜確実な米国の大統領。改めて言おう。馬鹿なの?死ぬの?
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