顔ぶれをざっと見た時の第一印象:「お目付け過多内閣」。実務能力と言う点では、確かに1年前と比べて向上しているし、甘利氏を留任させたのはGJ…んだけどもなあ、治安と外交部門に思想的&首根っこの自由度にアレな人ばっか持ってきたのはなあ、よりにもよってアノ二階氏を三役起用ってのはなあ…(^^;。
ここぞとばかりに地方重視派(≒「銭撒くど!銭撒くど!」バラマキ推進派)が幅利かせちゃってまあ…。ほーんと、10年以上前の自民党に戻っちゃったね。
自民党三役に麻生・二階・石原氏、冬柴国交相は留任
安倍改造内閣が27日夜、発足する。これに先立ち、安倍首相(自民党総裁)は同日午前、自民党の幹事長に麻生派会長の麻生太郎外相(66)、総務会長に二階派会長の二階俊博国会対策委員長(68)、政調会長に無派閥の石原伸晃幹事長代理(50)を起用する党三役人事を決定した。
7月の参院選での自民党惨敗によって厳しい立場に追い込まれている首相は、党と内閣の主要ポストに派閥の領袖(りょうしゅう)級を起用する重厚な布陣を敷くことで政権の立て直しを図る考えだ。
麻生氏から26日に幹事長就任の内諾を得た首相は27日午前、自民党本部入りし、新三役を呼んで、党執行部の主要人事を決定。午後に、臨時閣議を開き、閣僚全員の辞表を取りまとめて改造人事に本格的に着手した。その後、組閣本部を設置して新閣僚を任命し、皇居での認証式を経て27日夜に改造内閣が発足する。
<改造内閣>安倍内閣の顔ぶれ
安倍改造内閣の新閣僚が27日、決まった。官房長官に元通産相の与謝野馨氏(無派閥)を起用。外相には元外相の町村信孝氏(町村派)、財務相には元防衛庁長官の額賀福志郎氏(津島派)が起用された。新官房長官の与謝野氏が同日夕、首相官邸で発表した第2次安倍内閣の新閣僚は次の通り。
◇首相 安倍晋三
◇総務相 増田寛也(民間)
◇法相 鳩山邦夫
◇外相 町村信孝
◇財務相 額賀福志郎
◇文部科学相 伊吹文明(留任)
◇厚生労働相 舛添要一
◇農相 遠藤武彦
◇経済産業相 甘利明(留任)
◇国土交通相 冬柴鉄三(留任)
◇環境相 鴨下一郎
◇防衛相 高村正彦
◇官房長官 与謝野馨
◇国家公安委員長 泉信也
◇沖縄・北方担当相 岸田文雄
◇金融・行政改革担当相 渡辺喜美(留任)
◇経済財政担当相 大田弘子(民間、留任)
◇少子化担当相 上川陽子
(8月27日 毎日新聞)
最後にこの人。だからさ、あんたはもうだまっといてくんない?>「アイシャルリターン」の人
「アイシャルリターン」小池前防衛相、お別れ会見
次期防衛事務次官人事をめぐる守屋武昌次官との対立で話題を呼び、内閣改造前に再入閣しない意思を表明していた小池百合子前防衛相。27日のお別れ記者会見では、2カ月に満たない任期を振り返り「女子の本懐という気持ちだ。2年くらいの内容があった」。ただ、マッカーサー元帥の言葉を引いて「国防についてはアイ・シャル・リターン(私は必ず帰ってくる)という気持ちで頑張っていく」とも語り、未練ものぞかせた。
小池氏は7月、原爆投下に関する失言で引責辞任した久間章生氏の後任として、初の女性の防衛担当相となった。安倍内閣の看板大臣としての役割を期待され、参院選の応援演説に引っ張りだこだった。
しかし、8月に入ると次期次官人事をめぐり守屋氏との対立が表面化。守屋氏の抵抗で自らの人事案が否定されたことについて、小池氏は会見で「はてなと思うところもあったが、結果的には私も官邸も納得して人事が決まり、組織の命令系統は維持された」と指摘。「新しい人事体制、適材適所の活性化に道筋を付けた」と、在任期間が4年を超えた守屋氏の更迭を成果としてアピールした。
安倍晋三首相が小池、守屋両氏の痛み分けの形で人事問題に決着を付けたことを「見事な決断だった」と評価したものの、首相の決断の遅さを指摘されると「ノーコメント」と答え、複雑な心境をのぞかせた。
(8月27日 産経新聞)
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