「彼は中東のヒトラーだ」。サウジのムハンマド皇太子は4月、米誌アトランティックのインタビューでイラン最高指導者ハメネイ師をそう呼び、「(第二次大戦前の)1920~30年代は誰もヒトラーを危険と認識していなかった。中東で同じことが起きてほしくない」と話した。
サウジの不安なり不満も分からんでもないが、ハメネイ師はヒトラーってガラじゃない。むしろ、その後ろにいるシリアの更に黒幕・プーチン大統領@ロシアこそが、21世紀のヒトラーじゃね?
そういう意味じゃ、現在中東が置かれている状況はWWIIというよりWWI前夜に似ている。
緒戦はサウジ陣営(スンニ派)vsイラン陣営(シーア派+アラウィ派+α)な局地戦から始まるとしても、その実態は、バックにいる米国とロシアの代理戦争。いずれ戦火は全世界に波及する。オーストリア・ハンガリー二重帝国とセルビアのゴタゴタがあっという間に世界大戦に発展した1914年の夏のように。
表向き、中東の偉いさんも米ロ欧州の偉いさんも自分たちの立ち位置を、正確に世界に発信できないまま泥沼化すること必至だから、大暴走ヒトラーと大迷走スターリンと大正義のツラした大悪党ルーズベルトの顔色見ていれば、戦況の行方も分かった第二次世界大戦より数段タチが悪い。無駄にグダグダと死傷者の量産を続けた第一次世界大戦の如くに。こわいこわい。
全面的にハブられた挙句、朝鮮半島で絶賛開催中の「21世紀のミュンヘン会談」を横目に見せつけられている日本のほうが、中東よりよっぽどこわい状況にあるけどね
こわいこわいヤバい。
◇「シーア派三日月地帯」危険視するサウジなどの思惑
【カイロ篠田航一】イラン核合意からの離脱と、イランへの経済制裁再発動を示唆するトランプ米政権に対し、サウジアラビアやイスラエルが歓迎の姿勢を示している。背景には、イスラム教シーア派大国イランの影響力拡大で形成された「シーア派三日月地帯」を危険視するサウジなどの思惑がある。
「彼は中東のヒトラーだ」。サウジのムハンマド皇太子は4月、米誌アトランティックのインタビューでイラン最高指導者ハメネイ師をそう呼び、「(第二次大戦前の)1920~30年代は誰もヒトラーを危険と認識していなかった。中東で同じことが起きてほしくない」と話した。
イスラエルのネタニヤフ首相も度々、「イランは中東征服を目指している」と述べ、警戒を隠さない。
こうした警戒感の背景には、中東地域でのイランの勢力拡大がある。イランの隣国イラクでは2003年にスンニ派のフセイン政権が崩壊し、06年にシーア派主導政権が誕生。以後はイランと密接な関係を築く。シリア内戦でも、イランはシーア派に近いアラウィ派のアサド大統領を支援。イランの精鋭軍事組織・革命防衛隊や民兵をシリアに派遣しているとされる。
またレバノンでは、シーア派組織ヒズボラ出身者が閣僚に登用され、地位を固める。「レバノンでは、イランの影響力が軍にまで及んでいる」と分析する専門家もおり、イランからイラク、シリアを経てレバノンに至る地域は「シーア派の弧」「シーア派三日月地帯」などと呼ばれる。
これに対しハメネイ師は4月30日、「イスラム教徒同士を争わせるため、米国はサウジの経験不足な指導者をけしかけてイランを挑発している」と、32歳のムハンマド皇太子を念頭に置いた発言をして、サウジと米国を非難した。
ここで「【宇志海いちご ダブル】 きょうもハレバレ 【MMDにじさんじ】」を紹介。
関係ないけど、「アルスラーン戦記」も、「アルスラーンの半月形」の頃まではまだ読めたモノだった。
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