マクロン大統領の与党連合、大幅過半数割れ。政権運営は不安定に ~ フランス総選挙

仏総選挙、マクロン氏与党が大幅過半数割れ 政権運営は不安定に(2022/6/20 朝日新聞)

フランス総選挙(下院・国民議会選、定数577)の決選投票が19日に行われ、内務省の集計と仏紙ルモンドの分類によると、マクロン大統領の与党連合(中道)は246議席となり、過半数(289)を大幅に割り込んだ。前回(350議席)を大きく下回る敗北となった。下院議長や会派代表、環境相、保健相といった重鎮が相次いで落選した。

マクロン氏は4月の大統領選で再選されたものの、ウクライナ危機による物価高に苦しむ庶民の不満や、上意下達型の政権運営に対する有権者の不信が根強かった。少数与党での不安定な政権運営を強いられることになる。

躍進したのは、4月の大統領選で決選投票に進んだ右翼ルペン氏の「国民連合」。前回(8議席)の10倍以上となる89議席を得た。

左派連合は142議席に伸ばし、野党第1勢力に躍り出た。大統領選で3位に食い込んだ左翼「不服従のフランス」のメランション氏が主導し、左派の選挙協力を実現。中道左派の社会党や環境政党などと、格差是正に力点を置く共通公約を掲げた。

中道右派は64議席(前回136)にとどまった。投票率は史上最低だった前回を3・6ポイント上回る46・2%だった。(パリ=疋田多揚)



とりま、個人的には納得な結果。

仏下院選はマクロン大統領の新党「共和国前進」が勝利な件について(2017/6/12)

一部エリートに率いられた素人勢力が熱狂のママに政治を弄ると何が起きるかってことを、18世紀末から19世紀頭までの歴史的教訓からフランス国民は熟知しているはずなんだがな。

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