そりゃそうでしょう。
キオクシア子爵夫人メモリ、遂に東芝伯爵家の生殺与奪の権を握る ~ 東芝、グループ分割計画を修正 子会社株売却も発表(2022/2/7)
デバイス事業は既に「抜け殻」。原発などのインフラサービスは国も含めて引き取り手の無い「残骸」。その他の事業は第三者へ売却予定となれば、東芝に残る「稼ぎ手」は、かつての東芝メモリことキオクシアのみ。
そのキオクシアは、北上工場に1兆円を投じる新工場建設を決めた。かつてのメモリお嬢様と実家・東芝伯爵家とでは勢いがまるで違う。
「流石、投資家の皆様は賢明でいらっしゃいますわね」
「負け犬は肉がついているうちに鍋にするのが一番だと分かっていらっしゃる」
メディカルをキヤノンに売り渡し、メモリを女衒に売り飛ばした東芝グループ。売れるものが社内に無くなったコングロマリットの末路はかくも惨めと言うべきか。
東芝総会が2分割計画を否決 非上場化検討の議案も(2022/3/24 産経新聞)
東芝は24日、東京都内で臨時株主総会を開催した。会社が提案した分割計画に関する議案は過半数の株主が反対票を投じ、否決された。議決に法的拘束力はないものの、東芝が描く戦略的再編の青写真は軌道修正を迫られることになった。一方、株主が提案した株式の非公開化や少額出資受け入れを含む企業価値向上策の再検討を求める議案も否決された。東芝の経営は一段と混迷が深まってきた。
14人の株主が質問に立った。再編に否定的な株主からは、「半導体事業もハードディスクドライブ事業も過去に何度も赤字になっているが、続けてこられたのはコングロマリット(複合経営)のおかげだ」などの意見が出た。
島田太郎社長は「株主の意見を踏まえ、企業価値向上のためあらゆる戦略的選択肢の検討を行っていく」と述べた。
東芝の再編計画は半導体事業などを切り離し、令和5年度下期の上場を目指す会社分割と、空調と昇降機、照明の3事業を非中核事業として売却する計画が柱。来夏の定時株主総会での正式な決議に向け、この臨時総会でより多くの株主に支持を広げたい考えだったが、叶わなかった。(米沢文)
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