先月末、トランプ大統領の対北軍事プランに消極的だったビクター・チャ@米ジョージタウン大学教授が、内定していた駐韓大使の座を蹴り飛ばした件といい、今回、ユン北朝鮮担当特別代表が国務省に辞表を叩きつけた件といい、米国の外交担当者界隈では、「米朝問題が外交で解決する見込み無し」というのが共通認識なんだろうなあ。
「これ以上、戦争バカには付き合ってらんねー」
「戦争するなり虐殺するなり、トランプ大統領閣下は好きにしろ」ってところなんだろうなあ。外交畑の人間の心情は良くわかる。良くわかるがな、それで本当に良かったのか?
チャ教授に続きユン特別代表が匙を投げたことで、今春の米朝開戦の確率はグッと高まった。その確率上昇に気づいた人が米朝和平を諦め、その諦めに乗った世界の大衆が米朝開戦を黙認する。ある意味、第二次朝鮮戦争のGOサインを出したのは、開戦当日のトランプではなく、今日国務省を辞めたユンと言えるかもしれない。
【ワシントン時事】米国務省のナウアート報道官は26日、北朝鮮の核問題を担当するジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表が辞任を決めたと明らかにした。
米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、辞任は3月2日付。後任は発表されておらず、米朝双方が対話に前向きな姿勢を見せ始めた中、実現に影響を与える可能性もある。
ナウアート氏は、「辞任は個人的な理由で、ティラーソン国務長官はしぶしぶ受け入れた」と説明した。更迭ではないという。ただ、ポスト紙は、決断の背景には、トランプ政権内での外交官の権限不足について国務省内で不満が広がっていることがあると指摘した。
ジョージタウン大のビクター・チャ教授を駐韓大使に指名する人事が撤回されたことが先月明らかになったのに続き、トランプ政権で北朝鮮政策に関わる主要ポストがさらに欠けることになる。
ここで「【MV】Shooting Stars 【クレシェンドグリッター】」を紹介。
ホワイトハウスの偉いさんの道は散らばり過ぎて、再度意見統一できる可能性がゼロに近い。
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