小池百合子とは結局何者だったのか。明日の公示前に既に答えが出かけている。「プレゼン時間30分限定なら最強のアジテーター」「密室で権力集団を篭絡する能力に長けている政党渡り鳥」としての実績は抜群だ。これだけでも十分怪物な存在ではあるんだが、結局、それ以上のそれ以下のどちらでもなかった。
自分を大衆や組織に売り込むスタンドプレーヤーとしては一流でも、無数の支持者や複数の利害関係者を束ねる器やスキル、リスク回避力、決断力が必要な指導者としては二流以下。それが小池百合子。都知事選・都議選後にその傾向は明確に見え始め、今回の総選挙直前に決定的な短所として露呈した。
小池百合子「希望の首相候補いない。自民とも組む」宣言な件について(2017/10/7)
1年前、東京都知事選で鳥越俊太郎がやらかした自業自得な大失速を、今度は1年前の都知事選の勝者・小池百合子が全国規模でやらかすか。
リベラル及び無党派層は、立憲民主党への支持を強めている。岡田克也以下、民進党の無所属立候補者の大物連中は独自の相互支援ネットワークを作った。自公こころは若干の逆風下だが、盤石の組織力が損害を最小に止める。
顧みて、何も決められない代表の下で支持率が急降下する一方の希望の党に、もはや希望は無い。同党の候補の大半は、明日から10/22までひたすら心身を消耗するだけの選挙戦を過ごすことになるだろう。
「徳の無い将につかされた兵が哀れだ」
民進党から合流した連中はともかく、「輝照塾」出身の候補者を現在の最悪な状況に放り込んだだけでも、「指導者」小池百合子は既に罪深いと言わざるを得ない。
首相指名、共産・志位委員長が立憲民主・枝野代表投票を示唆 社民も同調
共産党の志位和夫委員長は9日、与野党8党の党首が出演した日本テレビの党首討論で、衆院選後の首相指名選挙について、衆院選で連携する立憲民主党の枝野幸男代表に投票する可能性を示唆した。社民党の吉田忠智党首も同様の意向を表明した。共産党が首相指名選挙で他党の党首に投票すれば極めて異例の事態となる。
志位氏は「今回の選挙は共産党、立憲民主党、社民党でできる限りの連携をして戦う。候補者調整もしている。選挙結果を見て3党で相談して決めていくことになろうかと思う」と語った。吉田氏も「個人的には枝野氏がいいと思う」と述べた。
ただ、枝野氏は「党首の名前を書く」として、あくまで枝野氏自身を候補とする考えを示した。
共産党は小渕恵三首相が誕生した平成10年7月の衆院本会議の指名選挙で、当時委員長だった不破哲三氏ではなく、野党連携を尊重して民主党の菅直人代表(当時)に投票した。しかし、次回の首相指名選挙となった12年4月以降は、26年12月の前回まで衆院は13回連続で党委員長の不破氏、志位氏に投票してきた。
一方、希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は「選挙結果を見て判断する。わが党の中にも多数の候補者がいる」と述べるにとどまり、選挙後に検討する姿勢を重ねて示した。
安倍晋三首相(自民党総裁)、公明党の山口那津男代表、日本のこころの中野正志代表は安倍首相に投票すると明言し、日本維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)は片山虎之助共同代表を指名するとした。
(10月9日 産経新聞)
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