1971年開園の鷲羽山ハイランドと1968年開園の城島高原パーク。設置されているジェットコースター以上に遊園地そのものが骨董品だからなあ、殊更にジェットコースターの古さをあげつらうのもフェアではないが、やっぱ古いよね。
特に、「ウルトラツイスター」はメーカーのトーゴが倒産して10年以上経ってるし、日頃の整備以上のメンテナンスなんてできてるのかな?
ゴール手前で後ろ向きに走行中に男性の体を押さえていた安全バーが根元から外れ、姿勢を崩した男性が施設の一部と接触してやけどをしたとみられる。バーと車両の接続部分のボルトがとれて反対側に負荷がかかって折れ、ゴール付近の足場に落下したらしい。
結果として死人が出たのは「ジュピター」だけだったが、下手をすると「ウルトラツイスター」の方も、大阪のエキスポランドで2007年に発生した「風神雷神II」の脱輪事故と同様の、「人間もみじおろし」が出来ていた。
そういや、「ウルトラツイスター」も「風神雷神II」もトーゴ製。一度、同社製のコースターでフルメンテが出来ていない設備は、時間をかけて探傷検査した方がいいかもね。
「忠告が無駄にならないよう、祈ってる」
岡山県倉敷市の遊園地「鷲羽山(わしゅうざん)ハイランド」で12日午後1時半ごろ、ジェットコースター「ウルトラツイスター」の安全バーが外れ、乗っていた千葉県市川市の男性会社員(38)が背中に軽いやけどをした。
岡山県警によると、コースターは85度の急勾配を走る乗り物。ゴール手前で後ろ向きに走行中に男性の体を押さえていた安全バーが根元から外れ、姿勢を崩した男性が施設の一部と接触してやけどをしたとみられる。バーと車両の接続部分のボルトがとれて反対側に負荷がかかって折れ、ゴール付近の足場に落下したらしい。大きな音を聞いた係員が緊急停止ボタンを押して走行を止めた。
コースターには男性のほかに4人が乗っていたが、けがはなかった。同園は毎朝、安全点検をしているといい、県警が事故原因を調べる。
12日午後3時半ごろ、大分県別府市東山の遊園地「城島(きじま)高原パーク」で、木製ジェットコースターのコースを点検していた男性作業員2人がコースターにはねられた。別府署によると、大分市中戸次(なかへつぎ)の大久保崇さん(44)が死亡、別府市の男性(45)が負傷し、病院に運ばれた。男性の命に別条はないという。
事故が起きたのは、ジェットコースター「ジュピター」。署やパークの説明では、2人はコース上にいて客を乗せていないコースターにはねられ、約2メートル下の地上に落下した。パークでは当時、客が増えたため、1編成(4人乗り、6両)を2編成に切り替えようと試運転をしていた。
大久保さんはメンテナンスを委託された会社の作業員で、負傷した男性はパーク運営会社の社員。大久保さんらとコースターの運行管理者側は無線で連絡を取り合っていたが、パークは双方の意思疎通が十分でなかった可能性があると説明している。
パークのウェブサイトなどによると、ジュピターは1992年に導入された「日本初の木製コースター」。木製ならではの振動が楽しめ、6万本のマツ材で組んだ全長1・6キロのコースを走る。7月に新型車両が導入されたばかりだった。パークは13日から当面の間、ジュピターの運行を取りやめる。
(8月12日 朝日新聞)
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