「のぞみ」の車内をうろうろしていた爺さん・林崎春生が、近くの乗客に「お金あげる」と不審な行動を取った挙句、持ち込んだポリタンク一杯のガソリンか灯油を、いきなりザブンとかぶる事案発生。
油でずぶ濡れになりながら、騒然とする周囲に「危ないから逃げなさい」とご親切に忠告してくれた後で火を着けたはいいものの、自分以外に女性一人も一酸化炭素中毒で巻き添えにして、あっけなく焼け死ぬというオチ。
「わけがわからん」
焼身自殺と言えば、何かの政治的・社会的な復讐や抗議目的というのが相場だが、今回のケースは当てはまらなさそう。精神的に壊れた人物による破滅・破壊行為にしては、放火犯は最期の瞬間まで妙に落ち着いていて、手際も良すぎる。典型的な「異常犯罪」とは一線を画す、「異常な事件」としか言いようがない。
ただ、これだけは言える。これから新幹線をはじめとする高速・大量輸送鉄道で手荷物検査が始まるだろう。今回のような「テロ」が新幹線の中で簡単に起こせることが実証された以上、仕方ない。仕方ないが、超迷惑。
30日昼前、東京発新大阪行きの走行中の東海道新幹線「のぞみ」の車内で、男が油のようなものをかぶって火をつけ死亡しました。この火災で巻き込まれたとみられる乗客の女性1人が死亡、20人が重軽傷を負いました。警察は男が新幹線の車内で焼身自殺を図った疑いがあるとみて、放火の疑いで捜査しています。
30日午前11時半ごろ、東京発新大阪行きの16両編成の東海道新幹線「のぞみ225号」が神奈川県内を走行中、先頭車両の1号車で乗客の男が油のようなものをかぶって火をつけました。列車は新横浜と小田原の間の小田原市上町で緊急停車し、乗務員がすぐに火を消し止めましたが、火をつけた男は
1号車の1列目と2列目の辺りの通路で倒れていて、まもなく死亡が確認されました。警察によりますと、男は倒れていた通路付近で自分に火をつけたとみられるということです。
この列車にはおよそ800人の乗客がいましたが、この火災で、巻き込まれたとみられる乗客の女性1人が死亡したほか、男性7人と女性13人の合わせて20人が重軽傷を負いました。死亡した女性は1号車と2号車の間のデッキに倒れていて、煙を吸い込んだとみられ、警察が身元の確認を急いでいます。
警察によりますと、目撃した乗客は火をつけた男について、黒のベストに黒のズボンで70歳くらいに見えたと話しているということです。男のズボンのポケットには東京都内に住む71歳の男の免許証のコピーが入っていたということで、警察が関連を調べています。また、男の近くには歯ブラシやティッシュなどが入ったリュックサックがあったということです。
当時、1号車の後方にいて病院に搬送された31歳の女性は、警察に対して「1号車の3列目くらいの座席にいた男が10リットル入りくらいの白いポリタンクを持って、入っていた液体を周辺にまき、自分もかぶってライターで火をつけた」と証言していたということです。
また、同じ1号車にいた60代の女性は「男が自分の座席の所に来て『拾ったからお金をあげる』と話しかけてきて、座席のテーブルに千円札を数枚置いた。『いらない』と言うと男が通路をうろうろし、油のような液体をかぶった。『やめなさい』と言うと、男は『あなたも危ないから逃げなさい』と言ったので後方の車両に逃げた。その間に男から火が出ていた」と説明しているということです。
警察は男が新幹線の車内で焼身自殺を図った疑いがあるとみて、放火の疑いで捜査しています。
(以下略)
(6月30日 NHK)
ここで「【第7回東方ニコ童祭】暁Records/運命のダークサイド【東方PV】」を紹介。
気分転換。
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