維新の党が早速「草刈り場」にされている件について(2015/5/18)
とりあえず、ユダ1号は松野頼久、ユダ2号は松木謙公、ユダ3号は小沢鋭仁、ユダ4号は松浪健太、ユダ5号というかジョーカーは江田憲司で決まり。そこから始まる「東京組と大阪組」「親民主党派と反民主党派」etcの四分五裂劇場近日開演、請うご期待か。
ユダ1号の松野頼久は、民主党に野党再編協力の秋波を飛ばしながら、派遣法改正では与党にも媚を売るという、実にナイスなコウモリ野郎っぷり。幹事長代行に収まったユダ2号の松木謙公は、橋下&大阪系が弱みを見せるのを横目で見ながら、旧親分へ精力的な情報提供を継続中。党内随一の嫌われ者・ユダ3号の小沢鋭仁は、遠からず党を飛び出す時に与野党どちらへの手土産にもできる安保保障法案ネタで、実績を積み上げ中。ユダ4号の松浪健太は…まあ、がんばれ。超がんばれ。
ジョーカーの江田憲司は、「今野党再編やってもしょーねーし」「民主と維新が丸ごと合併できるわけねーし」発言連発で一見他人事、でも、秋ごろに想定される政界ガラガラポンまで誰にも主導権を握らせず、大勢が定まらなければ、自分が勝ち馬陣営に入り込む余地はあるという色気が見え透いていて、実に香ばしい。つまり維新のキーパーソン、揃って党内外の混乱の収束なんて、まるで考えていない。
そして今日のコレ。安倍総理周辺は依然として橋下徹とそのシンパの影響力に未練たらたらだし、民主党上層部には「いつ裏切るか分からない」維新の党を切るだけの度量もない。
まだまだ続くね、維新が絡んだ野党再編&再編阻止劇は。「Go!プリンセスプリキュア」のシリーズ構成より数段レベルが劣る段取りのもとで、ただ徒にダラダラと。
安倍晋三首相は14日夕、都内のホテルで維新の党最高顧問の橋下徹大阪市長と会談した。菅義偉官房長官も同席した。
会談で橋下氏は、5月の住民投票で否決された「大阪都構想」の報告を行い、都構想に一定の理解を示した首相らに感謝を伝えるとみられる。また、維新が賛同する憲法改正や、国会で審議中の安全保障関連法案についても意見交換するとみられる。
(6月14日 産経新聞)
民主党の岡田克也代表は14日、前橋市で講演し、安全保障関連法案の成立阻止に向けた維新の党との共闘について、「いろんなことはあっても、広い気持ちで協力関係を築ける努力をする。その度量と力が民主党に求められている」と述べ、粘り強く努力する考えを示した。
国会では与野党が対立する労働者派遣法改正案をめぐり、廃案を掲げる民主党と、与党に協力的な維新の溝が深まっている。岡田氏は与党が同改正案を12日に採決しようとしたことに触れ、「残念ながら野党の一部もかんでいた」と維新を批判しながらも、「(野党が)対立ばかりしていても国民の信頼は得られない」と強調した。
(6月14日 時事通信)
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