【費やされたのは】STAP細胞疑惑の調査・検証にかけた理研の費用。〆て8,360万円【カネだけじゃない】

金額に換算すれば分かりやすいというのは分かるけど、無駄に浪費された時間と世界的に失った信用、そして取り返しのつかない人命、こちらの損失の方が遥かに大きい点を、この記事を目にした一般社会は改めて認識すべきだ。

小保方晴子とその周辺を跋扈していた無責任な魑魅魍魎、事なかれな時間稼ぎで逃げようとしていた理研の老人達、「親分への諂いプンプン」な政治的太鼓持ち、あるいはモノの本質の見えない不見識の分際で小保方一派を擁護し、事態の解決を致命的に遅滞させたどこぞの文科相、ここにも噛みついてきた頭でっかちな「あおい阿呆」の眷属を一掃できる見識と決断力を、昨年の3月末遅くとも4/9の段階で一般社会が持ち合わせていればと、返す返すも悔しくてならない。

それにしても、

STAP細胞の有無を調べる検証実験1560万円▽研究室に残った試料の分析1410万円▽二つの調査委員会940万円▽記者会見場費など広報経費770万円など。弁護士経費など2820万円、精神科医の来所など関係者のメンタルケアに200万円

百歩譲って、検証事件や分析事件、調査外注に3,740万円を使ったのは仕方ないとしても、小保方晴子や三木秀夫の愚にもつかない妄言や法廷戦術(未遂)作文に付き合うために、ほぼ同額の3,590万円を浪費したとか、金額以上にバカバカしい話だよな。小保方晴子への真相追及を見送るという決定よりは、まだ見過ごせるレベルのバカバカしさだが。

特にこのふざけた話を目にした後では。

小保方氏“STAPの確認十分でなかった”(2015/3/20)

多くの専門家からは細胞が死んだ時に光る「自家蛍光」という現象でSTAP現象とは関係がないという指摘が出ましたが、小保方元研究員は、4月の記者会見で自家蛍光ではないことを確認していると否定していました。

ところが、NHKが去年11月に小保方元研究委員が調査委員会に証言した内容を入手したところ「自家蛍光なんじゃないかとかそこまで思ってなかった」と話し、委員から「調べれば簡単に分かりますよね」と尋ねられると「やってなかった」「甘かった」などと答え、STAPと判断するための確認が十分できていなかったという内容の証言をしていました。

どこのどなただったかな。2014/4/9ないし4/12の段階で「(200回成功などの胡散臭い主張の追及を含めて)小保方を粛々と追い詰めろ」としたおいらの主張を、「客観的事実ガー」で思考停止した挙句に噛みついてきた御仁は。あの後、少しはモノが見えるようになったのならば重畳至極。

STAP細胞:理研、調査に8360万円 突出した代償に

STAP細胞論文問題で、理化学研究所が論文不正の調査や検証にかけた一連の経費が総額8360万円に上ったことが分かった。降圧剤バルサルタン(商品名ディオバン)の臨床試験疑惑など他の研究不正と比べても、単独の組織がかけた費用としては突出した額となっていた。STAP論文不正は、研究への信頼を揺るがしただけではなく、金銭的にも大きな代償を払う結果となった。

理研によると、疑惑が発覚してから約1年間にかかった主な経費の内訳は、STAP細胞の有無を調べる検証実験1560万円▽研究室に残った試料の分析1410万円▽二つの調査委員会940万円▽記者会見場費など広報経費770万円など。弁護士経費など2820万円、精神科医の来所など関係者のメンタルケアに200万円を支出していた。

毎日新聞が過去3年の主な研究不正調査に携わった大学や学会に取材したところ、バルサルタン疑惑の舞台となった京都府立医大の調査費は約1200万円だった。期間は約4カ月で、費用の大半がカルテや患者データなどの解析を第三者機関に業務委託した分という。東京慈恵会医大は約1500万円で、やはりカルテなどの解析を業務委託した費用が大半だった。

東京大分子細胞生物学研究所で起きた33本の論文不正では、東大は調査費に約230万円をかけた。元東邦大准教授の麻酔科医による172本の論文不正を認定した日本麻酔科学会は、事務局の人件費を含めて524万円を支払ったという。人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い世界初の臨床応用に成功したとの虚偽発表に伴う東大の論文調査費は約26万円だった。

理研の規定では、今回かかった費用は不正認定された研究者には請求できないため、理研が国からの運営費交付金の一部から支出したという。【八田浩輔】

 

◇調査経費の膨張 背景に理研の対応の迷走

STAP不正問題の調査などの経費が膨らんだ背景には、理研の対応の迷走がある。不要論が根強かった小保方(おぼかた)晴子氏が参加した検証実験では、監視カメラを付けた特別の部屋を用意し、立会人を付けて実施したが、小保方氏の参加時には論文は撤回されていた。もし「胚性幹細胞(ES細胞)混入」について、残された試料の解析を当初から始めていれば「決着」はより早まったはずだ。検証実験の立会人の旅費だけで180万円かかっている。

(以下略)

(3月21日 毎日新聞)

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