- STAP細胞をめぐる問題で、理化学研究所の調査委員会(委員長=桂勲・国立遺伝学研究所長)は26日、論文でSTAP細胞からつくったとされた細胞は調べた限りではすべて、別の万能細胞である既存のES細胞に由来することが確実になったとする報告書を発表した。細胞の作製時にES細胞が混入したと認定している。ただ、故意か過失か、誰が行ったかは特定できなかったという。
- STAP細胞が万能細胞であるとする根拠を示すための実験に用いられた組織なども分析し、いずれもES細胞に由来する可能性が高いとした。調査委の調査に、小保方氏は「私が混入させたことは絶対ありません」と答え、ほかの関係者も全員が混入させたことを否定したという。STAP細胞をつくっていた部屋に入室できる人は多く、調査委はだれが混入したか決定できないと結論づけた。
STAP細胞とは何だったのかという点での本質は明らかにされた。しかし、STAP細胞事件は誰によって引き起こされたのかという点での真相は、有耶無耶のままだ。いかにも日本的な腐ったお話だな。
多分、全てはこのまま闇の中なんだろう。とりあえず、4/12に「事件の早期解決のために、社会は小保方を理詰めで追い詰めろ」と言った手前、実際追い詰めた側に小保方晴子がどんな反応を示したのか、備忘録的にここへ残しておこうと思う。何年か何十年か先、誰かが真実を真犯人もろとも白日の下に曝け出してくれた時、読み直すために。
「論文のSTAP細胞、なかったことはほぼ確実」と調査委 小保方氏、実験データほとんど提出せず
- 論文に記載されたデータのねつ造・改ざんなど研究不正の疑惑についても改めて調査し、新たに2点を研究不正と認定した。ただ、調査委が求めた実験データを小保方氏がほとんど提出しなかったため、元データを改ざんしたりねつ造したかを判断できず、「不正の証拠がない」と結論付けた疑義も多数あった。
- 論文データの疑惑も調査し、新たに2つのねつ造を認定した。1つは、STAP細胞などの増殖率を測定したグラフで、小保方氏は細胞の数を正確に数えていなかった上、測定日が小保方氏の出勤記録と一致せず、ねつ造と判断した。
- また、DNAメチル化実験の結果を示した図は、元データと一致せず、小保方氏にただしたところ、「元データを(おそらく若山氏に)見せたところ、このデータでは論文に使えないと言われたため、意識的に操作した」と認めたという。
- 論文のデータにはこのほかにも多数の疑義が指摘されていたが、調査委員会が求めた実験データを小保方氏がほとんど提出せず、実験ノートにも記載がないなど証拠が不十分なものが多く、ねつ造や改ざんなどの研究不正を認定できなかった。
- 元データを失うと不正が認められないのは理不尽ではないかという記者からの指摘に対して理研の川合真紀研究理事は「こんな理不尽な話はないとわたしも思っている」と同意。理研の新たな規定では、研究室に対して、元データを4年間保持するよう求めているという。
委員会が調査を行ったのは9月22日~12月23日。遅すぎた。こちらのブログにも噛みついてきた「あおい」阿呆どもや三木秀夫、平野博文のような輩の雑音に惑わされず、4~5月の時点で科学界が早急にこの程度の追及ができていれば、笹井芳樹が首をくくることは無かったかもしれない。今更ながらに悔しい。
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