【おそらく自民は】第47回衆議院議員総選挙は「常識的な範囲での」自公圧勝【300議席に届かず】(2014/12/14)
開票直後のエントリーの予想通り、自民は、茶番無所属の井上@福岡1区を足しても291議席に終わりました。ここで、今回の衆院選の私の議席予想の流れと最終結果をば。
(序盤)
政党名 選挙区予想 比例予想 合計 自民党 210 78 288 公明党 9 26 35 民主党 52 31 83 維新の党 11 28 39 共産党 1 16 17 社民党 1 1 2 生活の党 2 0 2 次世代の党 3 0 3 諸派・無所属 6 0 6 合計 295 180 475
↓
(中盤)
政党名 選挙区予想 比例予想 合計 自民党 230 78 308 公明党 9 27 36 民主党 40 33 73 維新の党 6 23 29 共産党 1 18 19 社民党 1 1 2 生活の党 1 0 1 次世代の党 2 0 2 諸派・無所属 5 0 5 合計 295 180 475
↓
(終盤)
政党名 選挙区予想 比例予想 合計 自民党 224 79 303 公明党 9 25 34 民主党 43 37 80 維新の党 7 21 28 共産党 1 17 18 社民党 1 1 2 生活の党 1 0 1 次世代の党 2 0 2 諸派・無所属 7 0 7 合計 295 180 475
↓
(結果)
政党名 選挙区予想 比例予想 合計 自民党 223(224) 68 291(292) 公明党 9 26 35 民主党 38 35 73 維新の党 11 30 41 共産党 1 20 21 社民党 1 1 2 生活の党 2 0 2 次世代の党 2 0 2 諸派・無所属 8(7) 0 8(7) 合計 295 180 475 ( )は兵庫12区の山口を自民にカウントしたver.
小選挙区はともかく、比例区の予想は序盤が一番近かったのか。特に維新。全体として、「序盤-中盤の自民無双への反動→終盤での一部野党への無党派層票の流入」の影響が、比例で顕著に出たなという感じですね。去年の参院選の比例得票率と比べてみると、よりハッキリと分かります。
(比例区得票率)
政党名 2013参院選 2014衆院選 自民党 34.7 33.1 公明党 14.2 13.7 民主党 13.4 18.4 維新の党 11.9 15.7 共産党 9.7 11.4 社民党 2.4 2.5 生活の党 1.8 1.9 次世代の党 – 2.7
つっても、維新の場合、私の分析上では序盤と同じレベルまで勢力を戻しただけですが。いや、それはそれで凄いのか。よくここまで盛り返した。選挙戦中盤では、「もしかすると共産党よりも票獲れないんじゃないか?」とすら思っていましたし。
とにかく、ラストで無党派層・浮動票はよく動きました。投票日前日の橋下の「敗北演説」がそれほど効いたとは思わないけど、国政選挙レベルになると、都知事選や補選レベルと違って、無党派層の動きはギリギリまで分からないもんだと再確認。勉強になったなあ。
「分からない」と言えば、投票率が52%まで下がってるから当然といえば当然だろうけど、自民の比例票がここまで落ちるのは、今も少々「分からない」。やっぱなあ。アレかなあ。
「自民の議席が伸びすぎて、公明党の影響力が低下するのが嫌だからって、選挙協力を渋ったんじゃないわよね? 創価学会」
いや、これは戯言ですよ。ホンの戯言。
とりあえず、自民は勝ちすぎず、負けすぎず、その上で敵の大将(海江田万里)の首を獲ったんだから、まずは望ましい結果だったのでは?。諸事、余計な欲をかくと碌なことにならない。この程度でいいんだよ。今回は。
衆院選 自公3分の2超の圧勝 首相、長期政権地固め 共産躍進21議席
■海江田氏落選、代表辞任へ
第47回衆院選は14日、投開票が行われ、自民、公明の与党は、参院で否決された法案を再可決できる3分の2(317議席)を超える325議席を獲得、圧勝した。消費税率10%の引き上げ時期を先送りした安倍晋三首相(自民党総裁)が掲げる経済政策「アベノミクス」や、約2年間の政権運営が信任された形で、首相は長期政権の足場を固めた。民主党の海江田万里代表は落選し、党関係者に代表辞任の意向を伝えた。
自民党は全常任委員長ポストを押さえ、過半数の委員も送り込める絶対安定多数(266)を単独で確保したが、選挙前の293議席にわずかに届かなかった。公明党は選挙区で全員が当選するなど、選挙前の31議席から4議席上積みした。
民主党は、選挙前の62議席から11議席増にとどまった。海江田氏は、東京1区で敗退し、重複立候補した比例代表東京ブロックでも及ばなかった。15日に代表辞任の記者会見を行う。
民主党は近く代表選を実施する。菅直人元代表(東京18区)は前回に続いて比例東京で復活当選した。
維新の党は選挙前(42議席)に近づく41議席を獲得。次世代の党は比例東京ブロックの石原慎太郎最高顧問らが落選し、選挙前の19議席から2議席に減少、生活の党(選挙前5議席)も2議席に後退した。
共産党は平成8年衆院選以来18年ぶりに選挙区(沖縄1区)で勝利するなど、選挙前の8議席から21議席となり、党単独での法案提出権を得た。社民党は選挙前の2議席を維持。栃木3区から無所属で立候補した渡辺喜美・元みんなの党代表は落選した。
安倍首相は24日召集予定の特別国会で第97代首相に指名され、同日中にも公明党との連立による第3次内閣が発足する運びだ。首相は14日夜、ニッポン放送の番組で、憲法改正について「私の大きな目標であり、信念だ。国民的な理解を深めるためにリーダーシップを発揮したい」と述べた。
今回の衆院選は「一票の格差」是正のため選挙区定数が「0増5減」され、衆院定数が480から475に減らされた。
(12月15日 産経新聞)
ここで「第二次かんこれふぁんくらぶ」を紹介。
深刻な尺不足。
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