「STAP細胞騒動は軟着陸を模索するステージ入り」な件について

 弁護士先生の掲げる「対理研の法廷闘争勝利」の大義名分に踊らされず、粛々と理詰めで小保方晴子陣営にプレッシャーをかけ、問答無用で情報を出させ、矛盾を突いて速攻で潰す。その戦果を重ねて、「小保方女史は多様性マーカーの陽性確認レベルでSTAP細胞ができたと早合点。再現中の第三者の件も早合点。未熟者ですいませんでした」という旨の白旗を上げさせる。返す刀で、この騒動の元凶たる理研の責任も問う。

 by 日本のどこかの一部世論層(仮)

 たとえば、こんな感じの「軟着陸」。

「大隅典子の仙台通信」4/12のエントリーから滲み出る「小保方騒動への科学者サイドのいらだち」(2014/4/12)

 昨日、こちら↑のコメント欄には、小保方陣営の4/9会見の補足発表を「壮絶な自爆」と書きました。が、足元ではもう少し穿った見方をしていまして、あんな穴だらけな作文をリリースするのを弁護士先生方が許したのは、彼らも世論のプレッシャーに耐え切れず、上記第1パラグラフのような、「世間に通りがいい」現実的な落としどころを模索し始めた故じゃないか?と。そう「妄想」しています。

 実際、今となっては、多分これが一番軟着陸な落としどころ。小保方事件を、第二のシェーン論文捏造事件化して無駄かつ泥沼の法廷十年戦争を演じるよりは、数倍マシな落としどころ。

 小保方女史は、もっと早く、ゲロっておけば良かったのにね。遅くとも、4/9より前に。もっと早く、科学者としての底を見せれば良かったのにね。最悪でも、4/9の芸能人チックな涙の会見劇より先に。不正ではなく未熟ゆえの論文撤回となれば、ここまで、理研だけじゃなく世論も巻き込んだ大騒動にはならなかった。既に小保方女史を擁護する立場には無いけど、色々と手遅れになっている彼女の現状には、少し同情しています。

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 誰の入れ知恵かは知らないが、誰の描いた筋書かも知らないが(すっとぼけ)、策に溺れたね。こちらのブログでも指摘されているが、頼る相手と戦い方、両方とも間違ってたよ。小保方さん。せめて、もっと常識的というか、現実的な戦いができる人と組むべきだったな。

STAP細胞 小保方氏「複数回、再現性を確認」 「200回成功」実験の一部

 新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文不正問題で、理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)は14日、代理人を通じ文書を発表し、細胞の万能性を示す実験について「複数回、再現性を確認した」と説明した。9日の会見で「200回成功」としたのは実験の一部で、万能性を含む完全な再現ではなかったことが分かった。

 STAP細胞は(1)マウスからリンパ球などの体細胞を取り出す(2)酸性溶液に浸すなどの刺激を与える(3)約1週間培養する-という手順で作製し、万能性の指標となる遺伝子が働いていることを確認する。ここまでが実験の前半部分だ。

 後半部分では、作製したSTAP細胞が、さまざまな細胞に分化する万能性を持つかどうかを調べるため、高い増殖能力を持つ幹細胞に変化させた上で、別のマウスの胚に注入して胎児を作製し、全身の細胞に分化するかを確認する。

 小保方氏は文書で、平成23年9月頃までに100回以上、それ以降に100回以上それぞれSTAP細胞を作製したと主張。これらは実験の前半部分で、後半部分は「複数回確認した」との説明にとどまった。

 また9日の会見で言及した第三者による再現実験の成功について「理研も認識している」と指摘。これに対し理研広報は「小保方氏が所属する発生・再生科学総合研究センターの研究員が、万能性を示す遺伝子が働いたことを確認した」としたが、マウス胎児の作製に成功したとの報告はなく「完全に再現したとは言えない」としている。

(4月15日 産経新聞)

(2014/4/15 PM6:20追記:明日、理研の笹井芳樹副センター長が記者会見するそうな。多分、理研側:小保方側=7:3な中途半端な立ち位置で質疑応答した後、今回の騒動の責任を取って副センター長の職を…表明だろうな。小保方陣営へプレッシャーをかけるためにも、彼はこの辺りで詰め腹を切らなきゃならない。辛いね。宮仕えは。そして、彼の首と引き換えに小保方陣営は…を取り下げ、手打ち。後は、個々人の交渉力と、運だな)

 ここで「【MMD】提督から笑いを取るために奮闘する艦娘たち2【艦これ】」を紹介。


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oh…(w)

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