新型インフルエンザの日本上陸が確認された件について

カナダでの交流事業に参加し、8日に帰国した大阪府立高校の生徒と教師が体調不良を訴えるなどしたため確認作業を行ったところ、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)に罹患していたことが判明。機内発症の2名と機外発症の1名、計3名が国内初の感染者として認定されることに。

国内初の感染確認=大阪府立高生徒ら3人-カナダで交流-新型インフル

厚生労働省は9日、カナダでの交流事業に参加し、米国経由で成田空港に到着した大阪府立高校の生徒と教師計3人について、新型インフルエンザへの感染を確認したと発表した。国内で感染者が確認されたのは初めて。同省は世界保健機関(WHO)に報告。世界では28番目となる。

舛添要一厚労相は同日朝、緊急会見し、「検疫で入国前に確認されたもので、対処方針上国内で患者が発生した場合に当たるものではない」と述べ、国民に冷静な対応を呼び掛けた。政府は関係省庁の局長級による幹事会を開き、水際対策の継続などを確認した。

一方で、厚労相は3人のうち生徒1人が機外に出た後、発症が確認されたことを明らかにした。付近の乗客は最大で11人おり、そのまま入国した可能性があり、感染の恐れがあるため連絡を急ぐ。

同省と大阪府教育委員会によると、3人は高校2年の男子生徒(いずれも16歳)と、同行した男性教師(46)。

3人はノースウエスト25便(コンチネンタル、デルタ航空との共同運航便)で8日午後4時40分ごろ成田に到着。生徒の1人と教師は発熱などを申し出て機内検疫で簡易検査を受け、陽性反応を示したが、もう1人の生徒は同便を降りた後発症が分かった。この生徒は同便の「43A」席に座っていた。

3人は空港近くの成田赤十字病院に運ばれ、国立感染症研究所が遺伝子検査を行った結果、新型インフルエンザ感染が確認された。

(5月9日 時事通信)

ネット上では早速「この時期にどうしてメキシコ行きを強行なんてしたんだ?」等々、大阪府立高校関係者への突っ込みも入っていますが、それについては敢えてノーコメント。いずれにせよ、どういう経緯であれ、韓国その他のアジアでも感染者が確認されている中、日本だけがこのまま無事に済むはずなどなかったわけで、曲がりなりにも水際「近辺」で感染者を確認・隔離できたことについては、一定の評価をしたいと思います。

同時に、本件についても完璧な感染者の確認と隔離が無理だったことは、強毒性の鳥インフルエンザのケースで本件と同じことが起きた場合も国内への上陸は止められない→流行必至ということでもあります。また、今回の新型インフルエンザは弱毒性ですが、今後国内でヒト-ヒト&二次感染の過程で変異すれば、強毒性に変わる恐れがあります。その場合、今回隔離しきれなかった感染者経由で、例えば秋以降の「いつもの」流感流行時期に「強毒性・豚インフルエンザ」が猛威をふるう可能性もあるということでもあります。うーん、おっかないですねえ。

でも、

「想定されるリスクに一々ビビってたんじゃ、何も始まらないっさねー!」

事態は「国内での流行はすでに始まっている」ことを前提にしたステージに入りつつあります。国の「新型インフルエンザ対策行動計画」ではありませんが、我々もそのステージの推移に準じて、昨日までとは異なる新しい行動をとるだけのことです。

今一番避けなければならないのは、「怯えて万事消極的になる」「必要以上の動揺・恐慌状態に陥って阿呆な行動をとる」こと。それだけ意識して行動していれば、新型インフルエンザはおっかなくとも、恐れることは何もありません。

今日の一銘柄

  • 東京エネシス(1945):火力・原子力発電所主体のメンテ・建設工事。東電関連の受注がメイン。省エネ事業も着手。柏崎刈羽原子力発電所7号機も再稼働したしね。5/8日終値は前日比15円高の726円。5月第5週中の目標株価850円。向こう半年間の目標株1,200円。

4/16-4/22に挙げた6銘柄(目標設定:5月第2週末)は対日経平均騰落比で3勝3敗。目標株価への到達の是非では1勝5敗。銘柄単体のパフォーマンスは悪くなかったんですが、色々ちょっと寸足らず。豊田合成と日本冶金工業は少し欲張りすぎたかなぁ(^^;>目標。

ここで脈絡アリアリで「きしめん】ハルヒちゃんの25話できしめん」を紹介。


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油断してました(笑)>「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」25話。

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